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河 原 の 樹 木

夏の河原を歩いてみました。
大水が出ればすぐに水浸しになるという過酷な環境です。
種子が落ちたらすぐに芽を出し,根を張らなくては生きていきません。
あるいは,流れを利用して分布を広げるものもあるでしょう。
こういった条件の中で力強く生きる樹木をみつけました。



●場所:岡山県御津郡御津町虎倉 宇甘川(旭川の支流)
ウルシ科 ヌルデ  マメ科 ネムノキ 
河原では定番の植物。過酷な環境に強く、生長の早いパイオニア植物の代表格だ。
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−
これも河原では定番。根粒細菌と共生し、空中窒素を利用できるマメ科はやはり荒れ地に強い。生長の早さも大切な要素。
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−
クルミ科 オニグルミ  ヤナギ科 ネコヤナギ 
川沿いに点在するオニグルミ。ヌルデの果実は分厚く水に強い。流れを利用して分布を広げているように思われる。何度も大水で幹を折られたようなあとがあったがねばり強く芽吹いている。
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−
ネコヤナギは、河原の定番だろう。
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−
 トウダイグサ科 アカメガシワ  クマツヅラ科 コムラサキ 
崖崩れや荒れ地にいち早く入り込んでくるアカメガシワ。ここには、野鳥により運ばれてきたのだろうか。
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−
なぜか河川敷にコムラサキが…
おそらく民家の庭先から野鳥により運ばれてきたものだろう。
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−
ニレ科 エノキ  ユキノシタ科 ウツギ
この地点から5キロほど上流には,大きなエノキがありたわわに実をつけている。その種子がここで発芽したのだろうか。
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−
崖の斜面でも立派に育つたくましさをもつウツギ。河原でもふんばって育っていた。
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−
ヤマグワ or マグワ ニガキ科 ニワウルシ(シンジュ)
野生のヤマグワか?あるいは,この付近ではかつて養蚕がどこの家庭でも行われていたという…マグワだろうか?
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−
明治時代初期に中国より渡来した帰化植物。河原にごく普通に見られる。
2003.8.15 岡山県御津町虎倉 −宇甘川−


●場所:鳴滝森林公園(岡山県吉備中央町)
カバノキ科 カワラハンノキ

(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。


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