ニレ科エノキ属エノキ,学名:Celtis sinensis,かのんの樹木図鑑
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 【ニレ科 エノキ属】  Celtis sinensis     
  エ ノ キ  
【 榎 】   別名/−−
 ●落葉高木(らくようこうぼく)
 ●高さ:15〜30m
 ●花期:4〜5月
 ●果期:10月
 ●分布:本州,四国,九州
参考文献
「フィールドベスト図鑑vol.5 日本の樹木」(学研) 監修 西田尚道 
「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社)pp.300-303
「虫こぶハンドブック」文一総合出版 薄葉重著
2008.6.21(L),2009.7.4(R) 岡山県美咲町

葉は互生
(ごせい)。基部はくさび形,または円形で左右不相称。先端は短く尖る。鋸歯(きょし)は先端側1/3にあるか,全縁(ぜんえん)。質は硬く,表面はほぼ無毛で光沢がある。裏面は脈上に開出毛(かいしゅつもう)がある。葉柄(ようへい)は短く,短毛が密生している。
2004.9.26 岡山県「自然保護センター」 2007.5.26 岡山県「宇甘渓」
2005.4.25 岡山県「宇甘渓」
本年枝(緑色の枝)の上部に両性花(りょうせいか),下部に雄花がつく。小さくて目立たない花。
2005.4.25 岡山県「宇甘渓」 2005.4.25 岡山県「宇甘渓」
雄花
本年枝の下部につく。雄しべは4個ある。
両性花(りょうせいか)
柱頭
(ちゅうとう)は2裂しており,ふさふさとした毛がある。しなびたような雄しべの葯(やく)も見える。
2005.11.15 岡山県加賀郡吉備中央町
果実は,ムクノキ(Aphananthe aspera)よりもひとまわり小さく直径6〜8o。赤褐色に熟した頃食べると甘い。
2007.2.25 岡山県「半田山植物園」
樹皮は,灰褐色。小さな皮目がぶつぶつとあるが,割れ目はなく平坦。
左:2003.7.23 岡山県「21世紀の森」
右:2007.5.26 岡山県「宇甘渓」   
:2007.5.26 岡山県「宇甘渓」
エノキの葉に出来た虫こぶの1種。エノキハツノフシのようには尖っていない。 エノキハトガリタマフシという虫こぶの1種。形成者はエノキトガリタマバエ。葉や果実に見られた。
2007.5.26 岡山県「宇甘渓」
ヒオドシチョウ(左),テングチョウ(右),オオムラサキや,ゴマダラチョウの食樹として知られる。
【特集】ケヤキ・エノキ・ムクノキの見分け方
名の由来
諸説ある。
@果実を鳥が好んで食べることから「餌の木」
Aよく枝分かれすることから「枝の木」
Bかつて一里塚に植えられたことから「選りの木」
C鎌や鍬の柄に用いられたことから「柄の木」
Dよく燃えることから「燃え木」
岡山県情報
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