コムラサキ,学名:Callicarpa dichotoma,クマツヅラ科,ムラサキシキブ属,かのんの樹木図鑑
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クマツヅラ科 ムラサキシキブ属】  Callicarpa dichotoma (Lour.) K.Koch
 コムラサキ 
【 小紫 】   別名 / コシキブ
 ●落葉低木
 ●高さ:2m
 ●花期:7〜8月
 ●果期:
 ●分布:本州
(東海地方以西),四国(南部),九州(南部),沖縄
参考文献:「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社) P342

H15.6.15 岡山県「自然保護センター」 H15.6.15 岡山県「自然保護センター」
葉の先端が,長く尾状にとがるのは,ムラサキシキブと同じ。
ただし,鋸歯
(きょし)が半分より上にしかないことが,ムラサキシキブとは異なる。
葉裏の様子。
この写真では,花序の柄が葉腋(ようえき)よりもやや上にあることが分かる。ムラサキシキブやヤブムラサキは葉腋
(ようえき)からでている。
H15.6.15 岡山県「自然保護センター」 H14.12 岡山県「自然保護センター」
この枝は,十字対生(じゅうじたいせい)に葉がついているのがよく分かる。 葉腋(ようえき)のやや上から集散花序をだす。淡い紅紫色の花を10〜20個つける。
若い枝は紫色をおび,星状毛(せいじょうもう)があるが,のち無毛になる。
H15.7.27 岡山県「自然保護センター」 H15.9.7 岡山県「自然保護センター」
集散花序。花冠は上部で4裂する。雄しべは4こ,雌しべは1こあり,どちらも花冠の外につきでる。
鋸歯の出方 花序が茎につく位置 毛の有無
ムラサキシキブ 葉身の上部2/3 葉腋から伸びる。 葉の両面とも無毛
コムラサキ 葉身の上部1/2 葉腋よりやや上部から伸びる。 葉の両面とも無毛
ヤブムラサキ 毛が多く,ビロード状
庭園などに「ムラサキシキブ」として植えられているものの中には,「コムラサキ」が多い。果実が,多数まとまってつくので見栄えがするからであろう。
名の由来
ムラサキシキブに似ており,全体にやや小型であることから。
岡山県情報
岡山県内全域に分布する。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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