カバノキ科ハンノキ属カワラハンノキ,学名:Alnus serrulatoides,かのんの樹木図鑑
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 【カバノキ科 ハンノキ属】  Alnus serrulatoides
  カワラハンノキ 
【 河原榛の木 】   別名 /
●落葉低木〜小高木
●高さ:5〜7m
●花期:2〜3月
●果期:10〜11月
●分布:本州
(東海・近畿地方以西),四国,九州(宮崎県) (日本固有)
参考文献
(1) 「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社)pp.176-177

2012.10.21 岡山県加賀郡吉備中央町「宇甘渓」
名前の通り河川沿いの岩場に生育する。しかも,増水時にはほぼ完全に水没するのではないかと思われるような場所に多い。株立ち状になる。
2012.10.21 岡山県加賀郡吉備中央町「宇甘渓」
2004.11.13 岡山県「鳴滝森林公園」
葉は互生(ごせい)。葉身は広倒卵形で長さ5〜10cm。葉の形には変異があり,葉先が尖るものとくぼむものがある。基部は広いくさび形。
ケヤマハンノキなどに比べると,鋸歯はきわめて微細で,遠目には全縁(ぜんえん)に見える。
葉脈は裏面に隆起し,脈腋(みゃくえき)に毛叢がある。
2003.1.31 岡山県「鳴滝森林公園」  2007.2.22 岡山県「鳴滝森林公園」
雌雄同株,つまり,1つの株に雄花と雌花の両方をつける。葉の展開前に開花する。
枝の先端に雄花序は長く垂れ下がる。柄があるのも見逃せない特徴。下方には,紅色を帯びた雌花序が上向きにつく。
2007.2.22 岡山県「鳴滝森林公園」 2007.2.22 岡山県「鳴滝森林公園」
雄花序。もう花粉をほぼ出し終え,葯(やく)が茶色く変色している。 雄花序は,マツカサ状。紅色を帯び,上向きにつくのが特徴。
2005.4.29 岡山県「鳴滝森林公園」 
雄花はだいぶ前にすべて落ち,果実が序序に生長していた。成熟するのは10月ぐらいだ。
2004.11.13 岡山県「鳴滝森林公園」
成熟した果穂(かすい)。熟すと果鱗が開き,隙間から堅果が顔を出す。今まさに,堅果を落とそうとしており,ちょっと手で触れただけでぼろぼろと落ちる。堅果には翼(よく)と言えないほどの小さな翼があるが,どれほど役に立つのか…。
2003.1.31 岡山県「鳴滝森林公園」 2004.11.13 岡山県「鳴滝森林公園」
若い樹皮(じゅひ)。皮目(ひもく)が目立つ。 樹皮(じゅひ)は暗褐色。地衣類が多く付着していた。
2003.11.13 岡山県「鳴滝森林公園」 2004.11.13 岡山県「鳴滝森林公園」
11月,開花には遠く,まだ冬芽と言ってよい。枝の先端に雄花序の冬芽,その下方に雌花序の冬芽が上向きにある。 こちらは,葉芽。
頂芽(ちょうが)と側芽(そくが)。短い柄があるのが分かる。頂芽(ちょうが)はやや尖っている。
見どころ
 カワラハンノキは,パイオニア種が多いカバノキ科の中でも,流れのある水辺に適応した種であり,渓谷など流れが速い河川の岸や,増水時には水没するような川岸に生育する。
名の由来
河原に生育するハンノキの意。
岡山県情報
岡山県内は,やや西部に分布域が偏る。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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