マメ科ネムノキ亜科ネムノキ属ネムノキ,学名:Albizia julibrissin,かのんの樹木図鑑
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マメ科 ネムノキ亜科 ネムノキ属】  Albizia julibrissin
  ネムノキ 
【 合歓,合歓の木 】   別名 /−−
 ●落葉高木(らくようこうぼく)
 ●高さ:5〜10m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:10月
 ●分布:本州,四国,九州,沖縄
参考文献:「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社) P126

H14.11.20 岡山県長船町「美しい森」 H14.11.20 岡山県長船町「美しい森」
枝は横に広がるけいこうがある。
H15.6.3 岡山県「21世紀の森」 H15.7.22 岡山県「21世紀の森」
葉は2回偶数羽状複葉(うじょうふくよう)で長さ20〜30p。小葉(しょうよう)は小さく1p以内。
夕方になると,小葉(しょうよう)を閉じ,葉全体をたれ下げてしまう(就眠運動)。羽片の付け根には,葉枕(ようちん)といわれるふくらみがあり,これが就眠運動を起こしている。構造的に非常に柔らかく作られており,手で羽片を無理矢理に曲げてもなかなか折れることはない。
H15.6.3 岡山県「21世紀の森」 H16.7.3 岡山県「21世紀の森」
枝先に10〜20の花が頭状に集まってつく。白とピンクのふさふさは雄しべの花糸(かし)が集まったもの。
中央付近にあるひとつだけは,花冠が長く,雄しべが横に向かって放射状に開いているが,蜜があるのはこの花のみ。
2006.9.24 岡山県「自然保護センター」
豆果(とうか)は,軽く薄い。フジなどの豆科植物の多くがしているように,裂開して種子をはじき飛ばすことはしない。長く枝に残り,来年の花期まで残ることもある。中には,周辺に翼(よく)のついた薄い種子が入っている。右写真は光りに透かしたもの。中が透けて見えるほど薄い。
→ネムノキの豆果についての考察
H15.11.22 岡山県吉備高原 H16.5.9 岡山県「自然保護センター」
秋の空。羽状複葉(うじょうふくよう)の葉軸のみが枝に残っているようすが寂しげに目に映る。 5月に入ってやっと芽吹きが見られるようになってきた。
H16.6.6 岡山県「自然保護センター」 2009.6.22 岡山県高梁市有漢町
6月に入ってやっとつぼみがつき始めた。 葉は夜になるとぴったりと閉じる(就眠運動)

● 備 考 ●
  1. 夜は小葉(しょうよう)を閉じ,葉の全体をたれてしまう。ネムノキの名はこのことによるらしい。
     
  2. 花は,葉が閉じるのとはぎゃくに,夕方になると開き,朝にはしぼみ始める。

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