カバノキ科イヌシデ属イヌシデ(シロシデ,ソネ,ソロ),学名:Carpinus tschonoskii,かのんの樹木図鑑
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【カバノキ科 イヌシデ属】 | Carpinus tschonoskii | |
【 犬四手 】 別名 /シロシデ,シロソネ,ソネ,ソロ,シデ | ||
●落葉高木(らくようこうぼく) ●高さ:10〜20m ●花期:4〜5月 雌雄同株,花は葉の展開とほぼ同時に開く。 ●果期:10月 ●分布:本州(岩手県以西),四国,九州 |
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参考文献 (1) 「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社),P192 (2) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P238 (3) 千葉喬三監修,山陽新聞社,岡山の樹木,1989年,P244 |
岡山県内に自生するクマシデ属(Carpinus)とその特徴。
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古くから薪炭材や建築材,器具材,シイタケのほだ木として利用されてきた。(2) | ||||||||||
「シデ」は,ホップ状の果穂が垂れた様子を神事に用いられる「四手(しで)」に見立てたとされる。 四手は,玉串(たまぐし)やしめ縄などにつけて垂らす紙である(右写真)。 参考・引用文献 中村浩著,植物名の由来,東京選書,1980年 植物名の「イヌ」は,役に立たないものの意味とされることが多いが,イヌシデの場合はアカシデやクマシデと比べて,特に劣るともないようだ。果穂のボリューム感を「イヌ」で言い表したのではないかと思う。 別名のシロシデは,アカシデに対して,葉に伏毛が多く白っぽく見えることによるのだろうと思う。 |
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岡山県全域の山地に広く分布する。雑木林を代表する樹種であるが,照葉樹林内でも見かける。 | ||||||||||
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