マメ科フジキ属フジキ,学名:Cladrastis Platycarpa,by.かのんの樹木図鑑
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 【マメ科 フジキ属】 学名 :Cladrastis Platycarpa
 フジキ
【 藤木 】   別名 / ヤマエンジュ(山槐) 
 ●常緑高木
 ●高さ:20m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:9〜10月
 ●分布:本州(福島県以南),四国
参考文献
1) 高橋秀男ほか,「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」(山と渓谷社)P116

2010.6.11 岡山県高梁市「臥牛山」
葉は互生(ごせい)。奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)。小葉(しょうよう)は,卵状長楕円形で長さ5〜11p,幅2〜4p。側脈(そくみゃく)は8〜13対。4〜6対が互生する。
2010.6.11 岡山県高梁市「臥牛山」
小葉の基部には小托葉があり,よく似たユクノキとの識別点になる。 小葉の裏面には褐色の短毛がある。
2012.6.10 岡山県高梁市川上町 2012.6.10 岡山県高梁市川上町
葉軸の付け根。マメ科らしく太い。
2012.6.10 岡山県高梁市川上町
枝先から円錐花序を立ち上げ,白い蝶形花(ちょうけいか)を多数つける。
2010.4.16 岡山県高梁市「臥牛山」
フジキの冬芽は,葉柄の基部に包まれているので,落葉するまで見えない。さらに,落葉後も冬芽は白い膜に包まれている。4月,その薄い薄い膜を破って新葉が伸び出している。近縁種のユクノキの冬芽は,黄褐色の毛に覆われており,このような膜質はない。
小葉柄の基部の小托葉 小葉の側脈 冬芽
フジキ 小托葉あり 8〜13対 白い膜質に覆われる
ユクノキ 小托葉なし 13〜15対 黄褐色の毛に覆われる
名の由来
葉の様子がフジWisteria froribundaに似ており,つる性のフジに対して,本種が明確な幹をもつことに由来すると思われる。別名のヤマエンジュは,植栽されるエンジュSophora japonicaに対して,山にあるエンジュの意。
岡山県情報
岡山県内では中部に見られるが,個体数はあまり多くないように感じている。
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