【マメ科 マメ亜科 フジ属】 | Wisteria froribunda | |
【 藤 】 別名 / ノダフジ | ||
●つる性落葉木本 ●高さ: ●花期:5月 ●果期:10〜12月 ●分布:本州,四国,九州 (日本固有種) |
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参考文献:「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社)P96 |
H17.5.1 岡山県「自然保護センター」 | |
藤棚。 | |
H17.5.1 岡山県「自然保護センター」 | |
枝先に,紫色の蝶形花(ちょうけいか)を多数つけた総状花序(そうじょうかじょ)をつける。ヤマフジに比べると花序が長いのが特徴。写真のものはさほどではないが,人の手も加わり長さ100センチに達するものもあるという。 | |
H16.11.28 岡山県「自然保護センター」 | H16.11.21 岡山県「自然保護センター」 |
成長した葉。全縁(ぜんえん)で両面とも無毛。 | 幼い葉には,両面ともに毛が密生している。 葉軸の上面に溝がある。 |
H16.11.21 岡山県「自然保護センター」 | H16.11.21 岡山県「自然保護センター」 |
奇数羽状複葉(うじょうふくよう)。小葉(しょうよう)は5〜9対(写真は4対)。 | 幼少の葉には幼い頃から短毛がある。 |
2005.05.04 岡山県吉備中央町 | H16.1.1 岡山県 吉備高原都市 |
花期が終わり,豆果(とうか)ができはじめている。秋までかけてゆっくりと成熟していく。 | 大きくて固い豆果(とうか)をつける。表面にはビロード状の毛が密生する。 |
H16.1.1 岡山県 吉備高原都市 | 2006.4.9 岡山県「宇甘渓」 |
中には円盤状の大きな種子が入っている。 | 豆果(とうか)は大きな音を立てて弾け,その勢いで種子をできるだけ遠くへとばそうとする。弾けた鞘は写真のように捻れている。 |
2006.4.8 岡山県「津黒高原」 | |
はじけないフジの豆果(とうか) いつまでもはじけないで枝に残ったり,はじけないまま地面に落ちている豆果をよく目にする。どうしてはじけないのか?よく観察してみるとそういう豆果には必ずと言っていいほど虫が入っていることが分かる。そして,その証拠=穴がきちんとあるのだ。虫にとっては,固い鞘の中でぬくぬくとしていたいのが当然だ。ある日突然パシーン!とふっとばされては困るのだろう。どうやってはじけることを防いでいるのか?これはあくまで私の予想だが,はじけるのは鞘が十分乾燥することと関係が深い。虫の穴から湿気が入ることで乾燥を防いでいるのではないだろうか? |
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H16.1.1 岡山県 吉備高原都市 | H16.1.1 岡山県 吉備高原都市 |
側芽(そくが)と葉痕(ようこん)。 | 側芽(そくが)。 |
H16.10.17 岡山県「自然保護センター」 | |
ツルは「左上巻き」でヤマフジとは逆になる。(ナツフジは同じく左上巻き) | |
●見分けるポイント●
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです |
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