クマツヅラ科ムラサキシキブ属ビロードムラサキ,学名:Callicarpa kochiana,by.かのんの樹木図鑑
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【クマツヅラ科 ムラサキシキブ属】 | 学名 :Callicarpa kochiana | |
【天鵞絨紫】 別名/オニヤブムラサキ,コウチムラサキ | ||
●常緑または,落葉低木 ●高さ:2〜3m ●花期:7〜8月 ●果期:冬 ●分布:本州(紀伊半島),四国(南部),九州 |
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参考文献 1) 高橋秀男ほか,「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P348 |
2011.8.9 高知県立牧野植物園 | |
一見して大型。ヤブムラサキよりも葉が大きく,茎が太く,全体にがっちりした印象である。 | |
2011.8.9 高知県立牧野植物園 | |
葉腋(ようえき)から集散花序を出し,淡紅色の花を多数つける。花冠は上部で4裂し,花冠から長く突き出た1個の雌しべと,4個の雄しべが花序全体のボリューム感を増している。 | |
2011.8.9 高知県立牧野植物園 | |
葉は対生(たいせい)し,葉身は長さ15〜25pの長楕円形〜倒披針形。縁には細かな鋸歯(きょし)がある。裏面には白い毛が密生しており,ビロード状の手触りである。 | |
2011.8.9 高知県立牧野植物園 | |
2011.8.9 高知県立牧野植物園 | |
若い茎。茎の表面が見えないほど淡い褐色の毛が密生している。図鑑(1)には,羽状毛と書かれている。 |
ムラサキシキブ,シロシキブ(Callicarpa japonica) ヤブムラサキ(Callicarpa mollis) コムラサキ(Callicarpa dichotoma) |
全体にビロード状の毛が多いムラサキシキブの意味。別名のオニヤブムラサキは,ヤブムラサキに比べて大型であることによると思われる。コウチムラサキは本種が高知県に比較的多いことに由来する。 牧野富太郎が高知県の五台山で採集し,命名したことは有名。 |
岡山県内には分布しない。 |
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです |
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