クマツヅラ科ヤブムラサキ属ヤブムラサキ,学名:Callicarpa mollis
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クマツヅラ科 ヤブムラサキ属】  Callicarpa mollis
  ヤブムラサキ
  
【 藪紫 】   別名 /−−
 ●落葉低木(らくようていぼく)
 ●高さ:2〜3m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:
 ●分布:本州(宮城県以南),四国,九州
参考文献:「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社) P346
2008.6.18 岡山県高梁市「大平山」

葉は対生
(たいせい)。基部は円形,先端は細長く尖る。縁には鋸歯(きょし)が並ぶ。表面には微細な開出毛(かいしゅつもう)が密生,裏面には星状毛(せいじょうもう)が密生し,ビロード状の手触り。葉柄(ようへい)は赤味を帯び,やはり星状毛が多い。
H15.6.15 岡山県「自然保護センター」 H15.7.20 岡山県「自然保護センター」
ムラサキシキブとよく似ているが,枝や葉の両面に星状毛(せいじょうもう)が密生しているため,手触りで容易に判別できる。 つぼみにも軟毛(なんもう)と星状毛(せいじょうもう)が密生する。
H15.6.15 岡山県「自然保護センター」 H14.12 岡山県「自然保護センター」
秋には黄葉する。
2005.10.23 岡山県「自然保護センター」 H16.6.6 岡山県「自然保護センター」
鮮やかな紫色の美しい果実をつける。果実の下部は軟毛(なんもう)が密生した萼片(がくへん)に包まれている。 葉腋(ようえき)から集散花序(しゅうさんかじょ)を出し,紫色の花序を多数つける。雄しべは4個,雌しべは1個あり,花冠からかなり飛び出ている。
鋸歯の出方 花序が茎につく位置 毛の有無
ムラサキシキブ 葉身の上部2/3 葉腋から伸びる。 葉の両面とも無毛
コムラサキ 葉身の上部1/2 葉腋よりやや上部から伸びる。 葉の両面とも無毛
ヤブムラサキ 毛が多く,ビロード状
庭園などに「ムラサキシキブ」として植えられているものの中には,「コムラサキ」が多い。果実が,多数まとまってつくので見栄えがするからであろう。
名の由来
ムラサキシキブに似ており,全体に毛が多く粗野な感じがすることから「ヤブ」なのではないだろうか。(←私見)
岡山県情報
岡山県内全域に分布する。北部にはやや少ない。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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