アケビ科アケビ属アケビ,学名:Akebia quinata,by.かのんの樹木図鑑
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 【アケビ科 アケビ属】  Akebia quinata
 アケビ  
【木通・通草】別名/ウルチアケビ,アケビカズラ,アケビヅル,アケブ,ヤマヒメ 
 ●落葉つる性木本
 ●花期:4〜5月 雌雄同株
(しゆうどうしゅ)
 ●果期:9月〜10月
 ●分布:本州,四国,九州
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社)P150
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P51

2006.4.9 岡山県「御津スポーツパーク」付近 2008.5.25 岡山県立森林公園
雌雄同株(しゆうどうしゅ),1つの株に雄花と雌花がある。花弁のように見えるのは萼片(がくへん)で3個ある。左が雌花,右が雄花,雌花の方が大きい。雌花の柱頭は粘液を出している。上の写真を見ると,雌花にも雄しべの痕跡が,雄花にも雌しべの痕跡がある。
H16.1.2 岡山県御津町虎倉 2008.10.25 岡山市御津
2010.3.26 香川県満濃町 2010.3.26 香川県満濃町
小葉は5枚の掌状複葉(しょうじょうふくよう)。縁は全縁(ぜんえん)。ミツバアケビや,ゴヨウアケビには波状の鋸歯がある。
2006.3.21 岡山市御津町
始め何のつぼみが分からなかったが,展開しつつある小さな葉を観察してアケビであることに気付いた。開花は4〜5月。つるは右上巻き。これはヤマフジと同じ向きだ。
2008.10.25 岡山市御津 H16.1.2 岡山県御津町虎倉
液果(えきか)は,裂開する。果皮は紫色に熟すそうだが,淡褐色のものをよく目にする。
撮影時は,果期は終わりに近く,果皮だけが枝に多く残っていた。
冬芽。
2012.10.21 岡山市御津虎倉
アケビコノハの幼虫
アケビ科の仲間とその特徴 小葉の数 小葉の縁 常緑・落葉
アケビ(A. quinata) 5枚 全縁 落葉
ミツバアケビ(A. trifoliata) 3枚 波状の鋸歯 落葉
ゴヨウアケビ(A. × pentaphylla) 3または5枚 波状の鋸歯 落葉
ムベ(Stauntonia hexaphylla) 5〜7枚 全縁 常緑
名の由来
果実が熟すと縦に裂開することから,「開け実」,「開け美」と呼ばれたものが転訛したとされる。
岡山県情報
岡山県全域に広く分布する。
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