アケビ科アケビ属ミツバアケビ,学名:Akebia trifoliata,かのんの樹木図鑑
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 【アケビ科 アケビ属】  Akebia trifoliata    
 ミツバアケビ  
【 三葉木通・三葉通草 】   別名 / −− 
 ●落葉つる性
 ●花期:4〜5月 (雌雄同株)
 ●果期:9月〜10月
 ●分布:北海道,本州,四国,九州
参考文献 「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」(山と渓谷社)P152
2008.6.15 岡山県吉備中央町

葉は互生
(ごせい),枝先に束生状につく。
三出複葉
(さんしゅつふくよう)。小葉(しょうよう)の基部は心形または円形,先端は凹形。縁には大きな波状の鋸歯(きょし)がある。
両面とも無毛で,質は硬く,しっかりとしている。
葉柄
(ようへい)は長く,細い割に丈夫。
 H15.7.27 岡山県「自然保護センター」  H15.7.27 岡山県「自然保護センター」
2008.4.28 岡山県総社市「ヒイゴ池湿地」
2011.5.3 岡山県吉備中央町
葉腋(ようえき)から総状花序(そうじょうかじょ)を垂れ下げる。花軸は長い。基部に近い方に1〜3個の雌花(めばな),先端に多数の雄花(おばな)をつける。
蔓の巻き方は,下から見た表現では右巻き(右上巻き)。
2008.4.28 岡山県総社市「ヒイゴ池湿地」 2004.4.26 岡山県吉備中央町
雌花(めばな)。花弁はなく,3個の萼片(がくへん)が花弁状に平開する。雌しべの数は3〜6個とばらつきがある。柱頭はかなり粘つく。 雄花(おばな)。雄しべはふつう6個ずつ。雄しべの基部には,やはり3個の萼片(がくへん)がある。
H14.11.29 岡山県加茂川町 本宮山 H15.7.27 岡山県「自然保護センター」
11月末,まだ落葉しないで葉が残っていた。 若い果実(かじつ)。まだ淡い緑色で,割れていない。
 H15.10.4 岡山県吉備中央町井原 H15.10.13 岡山県吉備中央町
裂開した果実を見付けた。紫色とも茶色ともいえない色。
H16.12.14 岡山県吉備中央町
冬芽。つるはしなやかで,かごなどの民芸品に利用される。
アケビ科の仲間とその特徴 小葉の数 小葉の縁 常緑・落葉
アケビ(A. quinata) 5枚 全縁 落葉
ミツバアケビ(A. trifoliata) 3枚 波状の鋸歯 落葉
ゴヨウアケビ(A. × pentaphylla) 3または5枚 波状の鋸歯 落葉
ムベ(Stauntonia hexaphylla) 5〜7枚 全縁 常緑
名の由来
小葉が3枚あるアケビの意味。アケビについては,アケビ(A. quinata)の項を参照のこと。
岡山県情報
岡山県全域で普通に見られる。
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