マンサク科トサミズキ属ヒュウガミズキ,学名:Corylopsis pauciflora,かのんの樹木図鑑
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 【マンサク科 トサミズキ属】  Corylopsis pauciflora
 ヒュウガミズキ  
【 日向水木 】   別名 / ヒメミズキ(姫水木)
 ●落葉低木
 ●高さ:1〜3m
 ●花期:3〜4月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:本州(石川県〜兵庫県の日本海側)
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修,『樹に咲く花』,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年,P26
(2) 北村四郎・岡本省吾,原色日本植物図鑑,保育社,1959年
(3) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P380

H17.4.10  岡山県「21世紀の森」
全体的にトサミズキより小振り。
H15.2.9  岡山県「21世紀の森」
花は葉の展開前に開花する。花序は長さ約2pと他のトサミズキ属よりも明らかに短く,花数も1〜3個とが少ない。花は長さ約1.5p。葯(やく)は黄色。雄しべは花弁よりもやや短い。
いずれも早春,葉の展開前に開花し,黄色い花をつけた花序を垂らす。花の数のほか,花序の軸の毛の有無,雄しべと花弁の長さ,葯の色などに注意する必要がある。
花序の花の数 花序の軸 雄しべと花弁の長さ 葯の色 葉身の長さ
トサミズキ 7〜10個 毛が密生 雄しべ=花弁 暗赤色 5〜11p
コウヤミズキ 4〜5個 無毛 雄しべ=花弁 暗赤色 6〜12p
キリシマミズキ 5〜9個 無毛 雄しべ<花弁 黄色 3〜6p
ヒュウガミズキ 1〜3個 雄しべ<花弁 黄色 2〜3p
庭や公園の早春の花木として重宝される。トサミズキよりも可憐なため,よく盆栽や鉢植えにされる。花材として利用される。(3)
名の由来
和名を「日向水木」というが,宮崎県日向市には自生していない。明智日向光秀の所領だった丹波地方に多く産したのでヒュウガミズキの名がついたとの説もある。(3)
詳しくは,コウヤミズキの項で考察した。
岡山県情報
岡山県内には自生しないが,公園や庭に植栽されている。
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