マメ科 アズキ属 1年草 | |
学名 : Vigna angularis var. nipponensis (藪蔓小豆) 別名/−− |
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花 期 | 8〜10月 |
分 布 | 本州・四国・九州 |
生育地 | 草地 |
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑 野に咲く花」P290 |
2005.9.11 岡山県自然保護センター | |
マメ科の特徴である蝶形花(ちょうけいか)をつける。中央のくるりとまいているのが,竜骨弁(りゅうこつべん)で,2枚が合着(がっちゃく)して筒状になっている。さらに,左右の翼弁(よくべん)が,竜骨弁を抱きこむようについている。特に左翼弁(さよくべん)の形がノアズキとの違いとして分かりやすい。花のつくりは,ノアズキにとてもよく似ている。 | |
2005.9.11 岡山県自然保護センター | |
葉は3出複葉。類似のノアズキよりもかなり葉が大きく,クズよりもかなり小さい。 | |
H16.8.26 岡山県吉備中央町豊岡上 | H16.8.26 岡山県吉備中央町豊岡上 |
茎は紫色を帯び,やや長い毛が生える。 | 豆果(とうか)がまっすぐ長く伸びるのが,ノアズキとの分かりやすい違い。 |
H16.8.26 岡山県吉備中央町豊岡上 | |
アズキ(小豆,Vigna angularis)は,マメ科ササゲ属の植物。日本には約二千年前に中国から渡来したと言われる。 そして,アズキは,ヤブツルアズキ(アズキ属)から改良されたと考えられている。 花のつくりはノアズキ(Dunbaria villosa)(ノアズキ属)ににているが,左翼弁(さよくべん)の形で区別できる。また,本種は豆果(とうか)がまっすぐで毛がない。ノアズキの豆果には短毛が密生している。 ★3小葉をもつマメ科草本(個人的によく混乱する種) ・ノアズキ(ノアズキ属) 黄色の蝶形花。 ・ヤブツルアズキ(アズキ属) 黄色の蝶形花。アズキの原種。 ・ヤブマメ(ヤブマメ属) 紫色の蝶形花。 ・ツルマメ(ダイズ属) 紫色の蝶形花。ダイズの原種。 |
→区別が難しいマメ科植物の仲間 |
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