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キビシロタンポポ

キク科 タンポポ属           多年草 
学名 : Taraxacum hideoi
( 吉備白蒲公英 ) 別名/−−
花 期 
分 布
生育地 日当たりの良い路傍や草地
参考図書 山と渓谷社「野に咲く花」


2005.4.14 岡山県高梁市有漢町
当初,シロバナタンポポ(Taraxacum albidum)と思っていたが,調べてみると,どうやらキビシロタンポポの可能性が高くなってきた。
まず,一つ目のポイントは,花茎があまり高くないこと。シロバナタンポポは,30〜40pにもなるようだが,キビシロタンポポは,20p程度である。
2005.4.14 岡山県高梁市有漢町
二つ目のポイントは,総包外片(そうほうがいへん)がほとんど反りかえらず,先端が赤味を帯びていること。また,その先端部にある角状突起も小さい。
三つ目に,頭花(とうか)の中心部が黄味を帯びていること。ただし,これについては山渓の「野に咲く花」等の写真では,シロバナタンポポもかなり黄味を帯びているので,よく分からない。
2006.4.24 岡山県吉備中央町豊岡 2006.4.24 岡山県吉備中央町豊岡
頭花(とうか)が閉じているときは,花弁が紅色を帯びているものが多かった。 痩果(そうか)は,暗褐色。
※シロバナタンポポは灰褐色。


上記のような特徴から,キビシロタンポポと判断したが,シロバナタンポポとの比較ができていないので,まだ確信がもてないでいる。今年は,シロバナタンポポにも十分に観察の目を向けてみたい。
→シロバナタンポポを確認してみて,その違いがよく分かった。上の個体はキビシロタンポポで間違いなさそうだ。

岡山県下には,,セイヨウタンポポ,アカミタンポポ,カンサイタンポポ,シロバナタンポポ,キビシロタンポポ,ヤマザトタンポポ,クシバタンポポの7種のタンポポ属が自生する。
最も多いのがセイヨウタンポポ,アカミタンポポといった外来種,そして,関西に広く分布するカンサイタンポポである。
ヤマザトタンポポ及び,クシバタンポポについては,私は未だに観察できていない。今後注意してタンポポを観察してみたい。

 →セイヨウタンポポ
 →アカミタンポポ
 →カンサイタンポポ
 →シロバナタンポポ
 →キビシロタンポポ
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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