ゴマノハグサ科ママコナ属ママコナ,学名:Melampyrum roseum var. japonicum,かのんの樹木図鑑
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ママコナ

ゴマノハグサ科 ママコナ属                1年草
学名 : Melampyrum roseum var. japonicum
(継子菜・飯子菜) 別名/−−
花 期  7〜9月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 山地の林縁部,やや乾燥した場所に多い
参考図書
(1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P116
(2) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年


2008.7.5 岡山県高梁市有漢町
苞(ほう)は大きく,一見,通常の葉に見えるが,縁に鋭い鋸歯(きょし)があるのが特徴。近縁のシコクママコナ,ミヤマナナコナとの区別にも鋸歯の具合がポイントになるようだ。
2008.8.20 岡山県加賀郡吉備中央町
枝先に花序を出し,淡い紅色の花を多数つける。花筒は長く,上唇の縁には軟毛が密生している。下唇は3裂し,白いふくらみが2個目立つ。これを米粒になぞらえたのが和名の由来とも言われている。
2008.8.20 岡山県加賀郡吉備中央町
葉柄は短い。縁はほぼ全縁(ぜんえん)で,基部は丸味をおび,先端はとがる。裏面の葉脈上には毛が目立つ。
半寄生植物。イネ科,カヤツリグサ科の植部の根に寄生する。
苞の鋸歯 備考
ママコナ 毛状で長い  
ツシマママコナ 棘状で短い  
ミヤマママコナ ない *岡山県には自生しない
シコクママコナ 刺毛状の歯牙が散生  
名の由来
下唇の白い斑紋を米粒に見立てて“飯子菜”とする説が有力だが,“継子菜”という説もあるようで,高橋勝雄氏は,継子に食べさせたいほど不味い菜であると述べている。
ちなみに,タデ科にはママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)というのがある。
岡山県情報
岡山県内では北部から中部にかけて普通。
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