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ママコノシリヌグイ

タデ科 タデ属                    1年草
学名 : Polygonum senticosum 
( 継子の尻拭 ) 別名/トゲソバ(刺蕎麦)
花 期  5〜10月
分 布 日本全土
生育地 道ばた,林縁,水辺
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑 野に咲く花」P372
2008.8.21 岡山県高梁市有漢町

葉は三角形で、基部はややくぼみ、先端は尖る。互生。
葉柄は、上面に溝があり、長い割には丈夫な構造になっている。硬い刺が列になって並び、腺毛(せんもう)も混じる。
葉裏の3脈上にはかなり硬い刺がある。表面には硬い刺はなく、一面に短毛が散生している。
 葉柄の付け根には、短め目の托葉鞘(たくようしょう)があり、上部は葉状になっている。
2005.9.20 岡山県「宇甘渓」
開花した花。花被は5裂する。開花後,花被は再び閉じ,そう果を包み込む。
H15.9.28 岡山県吉備中央町「宇甘渓」 H15.9.28 岡山県吉備中央町「宇甘渓」
つぼみや花だけみるとミゾソバととてもよく似ている。
2005.9.22 岡山県高梁市有漢町
 茎の断面は四角で、稜に沿って下向きの鋭く硬いトゲが並ぶ。この刺で他の植物に寄りかかりながら上へ向かう。自分で支えない分、成長は早い。  タデの仲間には,アキノウナギツカミや,ヤノネグサなど下向きのトゲをもつものが多い。


●コメント●
  1. 硬い下向きの刺
    不用意に手を出すとケガをするくらいママコノシリヌグイの刺は鋭く硬い。「ママコ」は,「継子」を意味し、継母による継子いじめを指しているらしい。本種の葉で尻を拭えばさぞかし痛いだろう。
    刺はいずれも下向きについており、これを他の植物にひっかけながら上へ上へと成長する。自分で支える必要がない分、成長は早く、茎の長さは1mにも達する。同じタデ科で紛らわしいのが、アキノウナギツカミ(Persicaria sieboldii)。しかし、本種の方が刺はより大きく、痛い。
    花序は,ミゾソバ(Polygonum thunbergii)とよく似ていて遠目には区別しにくいが,その他の特徴で容易に区別できる。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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