ヤブコウジ科ヤブコウジ属カラタチバナ,学名:Ardisia crispa,by.かのんの樹木図鑑
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 【ヤブコウジ科 ヤブコウジ属】  Ardisia crispa (Thunb.) DC.
 カラタチバナ
  
【 唐橘 】  別名/ヒャクリョウ(百両),コウジ,ササリンドウ
 ●常緑小低木
 ●高さ:20〜70p
 ●花期:7月
 ●果期:11〜翌年4月
 ●分布:本州(茨城県・新潟県以西),四国,九州,沖縄
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P177
2) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P414

2011.10.2 岡山県真庭市勝山
やや薄暗い林内に生育する。周囲にはミヤコアオイ,フユイチゴなどがあった。
葉は互生
(ごせい),葉身は長さ8〜20p,幅1.5〜4pの狭卵形〜披針形。縁には浅い波状の鋸歯(きょし)と腺点が並ぶ。裏面の縁にも等間隔に腺点が並ぶ。質は硬く,表面には光沢がある。両面とも無毛。
2011.10.2 岡山県真庭市勝山
果実は核果(かくか)。直径6〜7oの球形。熟すと赤色になる。
名の由来
和名を漢字で表すと「唐橘」だが,日本国内にも稀に自生する。(中国にも自生している)お正月の縁起物として植裁され,シロミタチバナ(白実橘),キミタチバナ(黄実橘)など園芸品種も多い。

・万両…マンリョウ(ヤブコウジ科)
・千両…センリョウ(センリョウ科)
・百両…カラタチバナ(ヤブコウジ科)
・十両…ヤブコウジ(ヤブコウジ科)
・一両…アリドオシ(アカネ科)
岡山県情報
岡山県内全域に分布するものの個体数は少ない。

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