センリョウ科センリョウ属センリョウ,学名:Chloranthus glaber,by.かのんの樹木図鑑
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 【センリョウ科 センリョウ属】  Chloranthus glaber
 センリョウ
  
【 千両 】  別名/ 
 ●常緑小低木
 ●高さ:50〜100p
 ●花期:6〜7月
 ●果期:12〜翌年3月
 ●分布:本州(東海地方・紀伊半島),四国,九州,沖縄
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社)P469
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)
H16.1.2 岡山県御津町 −植裁− H16.1.2 岡山県御津町 −植裁−
それほど分厚い感じはないが,しなやかで光沢がある。縁には鋭い鋸歯(きょし)がある。 うら面は無毛。側脈が目立たない。
2010.3.26 香川県満濃町
自生と思われる個体。植栽されるものよりも葉が大きく,ぱっと見た目にはセンリョウと思えなかった。
2010.3.26 香川県満濃町 2010.3.26 香川県満濃町
赤色の核果(かくか)を枝先につける。直径約5〜7oの球形。朱色に熟す。 茎は緑色で,節のような膨らみが目立つ。
H16.1.2 岡山県御津町 −植裁− H16.1.2 岡山県御津町 −植裁−
葉の基部は,茎を抱くように付く。 環境がよいと庭先でどんどん群生していく。
H15.1.2 岡山県御津町 −植裁− H16.1.2 岡山県御津町 −植裁−
H15.1.2 岡山県御津町 −植裁−
果実が黄色のものを「キノミセンリョウ」という。
見どころ
●センリョウ属(Chloranthus)は,道管(どうかん)をもたないため,最も原始的な被子植物(ひししょくぶつ)ともいわれている。
●センリョウ科の草本には,フタリシズカ,キビヒトリシズカなどが国内に分布する。
イズセンリョウ,Maesa japonicaは,ヤブコウジ科。
フタリシズカ キビヒトリシズカ
名の由来
●お正月の縁起物として植裁される。
 ・万両…マンリョウ(ヤブコウジ科)
 ・千両…センリョウ(センリョウ科)
 ・百両…カラタチバナ(ヤブコウジ科)
 ・十両…ヤブコウジ(ヤブコウジ科)
 ・一両…アリドオシ(アカネ科)
岡山県情報
関東地方から沖縄の沿岸部の照葉樹林内に自生する。岡山県内に自生の記録はない。
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