トウダイグサ科シラキ属シラキ,学名:Sapium japonicum,かのんの樹木図鑑
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 トウダイグサ科 シラキ属】 学名 : Sapium japonicum
  シラキ  
【 白木 】   別名 / −−
 ●落葉小高木
 ●高さ:4〜6m
 ●花期:5〜7月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:本州,四国,九州,沖縄
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年,p194

2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
H16.11.13 岡山県「宇甘渓」
葉は互生,長さは8〜12pで,形は楕円形が基本だが変異が多く,下の写真のように葉の先端よりに幅が最も広いところがある葉もあり,一見して何の木が迷うことがある。
裏面は淡緑白色で,葉縁は全縁だが,やや波うち,内側に巻き込む。
両面とも無毛。
H16.11.13 岡山県「宇甘渓」 2005.11.13 岡山県「大平山」
赤や黄色に美しく色づき,遠目にはカキノキにも見える。紅葉の時期には,モミジに負けずカメラを向ける人が多くなる。
H16.11.13 岡山県「宇甘渓」 2005.11.13 岡山県「宇甘渓」
枝や葉を傷つけると,乳液が出る。冬も近く,活動が鈍っているためか,少量しか確認できなかった。やや臭みのある嫌な匂いがする。
 2013.6.8 岡山市御津虎倉
2007.5.26 岡山県「宇甘渓」 H17.6.8 岡山県「宇甘渓」
枝先に上向きに総状花序(そうじょうかじょ)をつける。花序の大部分は雄花が占め,下部に雌花が数個つく。ただし,上の写真の花序にはおそらく雌花はひとつもついていない。
2011.10.2 岡山県「神庭の滝」
2012.10.20 岡山県真庭市落合垂水 2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
刮ハ(さくか)。先端に花柱が残っている。熟すと黒褐色になり3裂する。種子には油分が多く,かつては食用油や灯油を絞ったとのこと。
2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町 H16.11.13 岡山県「宇甘渓」
樹皮(じゅひ)は,灰白色ですべらか。
シラキ属ナンキンハゼ(Sapium sebiferum)は,中国原産の落葉高木。街路樹などに利用されている。
名の由来
材が白いことに由来するらしいが,枝や葉を傷付けると白色の乳液が出ることも関係あるのではないだろうか。
岡山県情報
岡山県では中部から北部にかけての谷筋などで普通に見られる。

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