スイカズラ科スイカズラ属ミヤマウグイスカグラ,学名:Lonicera gracilipes var. glandulosa,かのんの樹木図鑑
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 スイカズラ科 スイカズラ属】  Lonicera gracilipes var. glandulosa
  ミヤマウグイスカグラ 
【 深山鶯神楽 】   別名 / −−
 ●落葉低木
 ●高さ:2m
 ●花期:4〜5月
 ●果期:6月
 ●分布:本州,四国,九州  
※東北地方,日本海側に多い
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P404
2) 「葉で引く 四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P165

2006.5.7 岡山県自然保護センター
紅色の小さな花をうつむき気味につける。花冠は細長く先端で5裂する。花冠から雄しべと雌しべが突き出る。花冠や花の基部に腺毛(せんもう)が多い。
2003.6.15 岡山県「自然保護センター」 2005.5.29 岡山県「自然保護センター」
葉は対生し,全縁(ぜんえん)。枝には腺毛(せんもう)がある。
2003.6.15 岡山県自然保護センター 2005.5.29 岡山県自然保護センター
裏面にも毛がある。
2005.5.29 岡山県自然保護センター
果実には光沢があるが,果実,花柄にも腺毛(せんもう)が目立つ。
2010.5.9 岡山県自然保護センター 2003.6.15 岡山県自然保護センター
未熟な果実

●見分けるポイント●

  1. ウグイスカグラ…枝や葉が全面無毛
    (L.gracilipes  var. glabra)
  2. ヤマウグイスカグラ…葉や葉柄,花,果柄などに毛が散生
    (L. gracilipes)
  3. ミヤマウグイスカグラ…葉,花冠,子房,萼,果柄,果実などに腺毛が多い
    (L. gracilipes var. glandulosa)
●備  考●
  • ヤマウグイスカグラについては,ウグイスカグラとの中間型もあり分ける必要がないという見解もある。(山渓「樹に咲く花」)
     
  • 岡山県内では,ウグイスカグラ,ヤマウグイスカグラ,ミヤマウグイスカグラとも自生が認められる。分布域もほとんど重なっているが,ヤマウグイスカグラが中・北部に多く,ウグイスカグラが北部,ミヤマウグイスカグラが中部に比較的多いようだ。(岡山県野生生物目録2003岡山)
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