ミカン科ミヤマシキミ属ツルシキミ,学名:Skimmia japonica var. intermedia f. repens,かのんの樹木図鑑
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【ミカン科ミヤマシキミ属】 | 学名:Skimmia japonica var.intermedia f.repens | |
【 蔓樒 】 別名/ツルミヤマシキミ,ツルミヤマシキビ | ||
●常緑低木 ●高さ:幹の下部は地を這い,上部は斜上し高さ50pになる。 ●花期:4〜5月 ●果期:12月〜翌年2月 ●分布:北海道,本州(東北地方,中部地方以西の日本海側),四国,九州 |
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参考文献 (1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年,P239 (2) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P383 |
比較写真(ツルシキミ,コショウノキ,シキミ) 本種は,全株にアルカロイドを含み有毒だが,ミヤマシキミの方がさらに毒性が強いとされる。けいれん性の毒で葉や果実に多く含まれるため,シカなどの食害を受けない。 |
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生け花に利用されるそうだが,私は見たことはない。 | |
つる性のシキミの意味。シキミ科のシキミに葉の質感,独特の匂いがするところなど,似ているが分類上はまったくの別種。 | |
山渓ハンディ図鑑4(※1)によると,本州では日本海側に分布とあるが,岡山県野生生物目録にもツルシキミは記載され,中部から北部にかけて普通に見られるとのこと。 上で紹介した吉備中央町の「大平山」は,山頂の標高が697mあり,その山腹は岡山県におけるブナの南限として知られている。 |
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