ツリフネソウ科ツリフネソウ属ツリフネソウ,学名:Impatiens textori,かのんの樹木図鑑
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ツリフネソウ

ツリフネソウ科 ツリフネソウ属     1年草
※以前はホウセンカ科とよばれていた 
学名 : Impatiens textori Miq.
( 釣舟草 ) 別名/ムラサキツリフネ
花 期  8〜10月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 やや湿ったところ
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花」P232


2005.9.25 岡山県「自然保護センター」
2008.9.19 岡山県高梁市「大平山」
葉腋(ようえき)から総状花序が立ち上がり,紅紫色の花を数個つり下げる。
花弁は3個あり,そのうち下方2個は合着して唇弁
(しんべん)を形成する。下萼片(かがくへん)は花弁と同じ紅紫色で,袋状になり後方に伸びる。その先端は距(きょ)になり,巻き込む。
H15.9.21 岡山県「自然保護センター」
果実は刮ハ(さくか)。熟したものに触れると,果皮が基部からはじけて巻き上がり種子をはじき飛ばす。
2005.7.18 岡山県「津黒高原」
葉は互生(ごせい)。葉身は6〜15p,縁には細かな鋸歯(きょし)があり,先端は細長くとがる。
花の色 花のつき方
ツリフネソウ 紅紫色 葉腋から立ち上がる 巻き込む
キツリフネ 黄色 葉腋から垂れ下がる 垂れ下がる
名の由来
属名のImpatiensは,「こらえきれない」の意味。熟した果実に触れると種子がはじける様子に由来する。
Impatiensは,日本語読みすれば「インパチェンス」,おなじみの植物名となっている。同属には,インド・中国南部原産のホウセンカ,熱帯アフリカ原産のインパチェンス(アフリカホウセンカ),ニュウギニア原産のニュウギニアインパチェンスなどがあり,園芸植物として知られる。
岡山県情報
県北に行けばツリフネソウは,比較的容易に見つけられる。「岡山県野生生物目録2003年度版」によれば,全域に分布し,中部でも「普通」とあるが,意外と目にすることは少ない。私が見つけているのは,高梁市と吉備中央町の小さな群落だけである。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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