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アキノウナギツカミ

タデ科 タデ属                       1年草
学名 : Persicaria sieboldii (Meisn.) Ohki
( 秋の鰻掴 ) 別名/アキノウナギヅル
花 期  6〜9月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 河原、小川、池沼地、湿地、水田、放棄水田
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑 野に咲く花」P373


H17.9.4 岡山県「自然保護センター」
小さな花が10数個かたまってつく。つぼみの先端は淡い紅色。
葉は互生。細長く、基部は矢じり型、先端は尖る。裏面の主脈上には、刺が並ぶ。托葉鞘(たくようしょう)は、1pちかくあり、上部はママコノシリヌグイのように葉状にはならない。
H17.9.4 岡山県「自然保護センター」
茎には稜に沿って下向きに鋭い刺が並ぶ。これを他の植物に引っかけて,寄りかかりながら上へ上へと光を求めて登っていく。自分で支える必要がないため成長は早く、長さは1mにも達する。
刺は鋭い上に硬く、まともに素手で触るとけっこう痛い。
近縁種のママコノシリヌグイに比すると、刺は小さくて数が多い。


●コメント●
  1. 名前の由来
    葉の裏面や茎にある鋭い刺を用いると、ウナギでも掴めるという意味。本当にそのように利用していたという話は今のところ聞いたことがないが、ユニークなネーミングである。
  2. わたしがよく分からなく3種の比較
    以下の種はすべて茎に下向きの刺を有す仲間である。他にも、イシミカワ、サデクサに同様の刺がある。
アキノウナギツカミ ヤノネグサ ママコノシリヌグイ
葉の基部が矢尻状になるためヤノネグサと間違えやすいが、明らかに葉は細い。ヤノネグサよりも全体に頑丈。
托葉鞘は筒状。
葉はアキノウナギツカミよりも幅がある。全体に華奢な感じで、刺も3種の中ではもっとも弱い。
托葉鞘は筒状。
葉が明らかに三角。基部は外側に向かって張り出す。刺は3種の中ではもっとも強力。
托葉鞘の上部が葉状になる。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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