セリ科チドメグサ亜科チドメグサ属オオバチドメ,学名:Hydrocotyle javanica,かのんの樹木図鑑
 もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

オオバチドメ

セリ科 チドメグサ亜科 チドメグサ属              多年草
学名 : Hydrocotyle javanica
( 大葉血止 ) 別名/ −− 
花 期 7〜10月
分 布 本州(関東地方以西),四国,九州
生育地 山地の林内
参考図書
・畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P192
・佐竹義輔ほか編,「フィールド版日本の野生植物草本」,平凡社,1985年

2011.10.2 岡山県勝山町城山
チドメグサの仲間では最も葉が大きく,葉身の直径は3〜6p。葉の表面には,あまり光沢がない。茎は地を這い,節から斜上する枝を出す。
2011.10.2 岡山県勝山町城山
花柄は葉よりもやや短く,1つの花柄に1〜数個の花序がつく。1花序には20数個の小さな花がかたまってつく。花弁及び雄しべは各5個。果実は扁平。
2011.10.2 岡山県勝山町城山
葉裏にはあまり毛がないようだが,葉柄には短毛が密生している。
▲葉身の直径は約7pあった。
チドメグサの仲間は似たものが多いが,本種は葉の大きさから見間違えることはないだろう。
2013.8.1 岡山県高梁市「磐窟渓」
岡山県内に自生するチドメグサ属5種とその特徴。
葉の直径 花柄・葉の長さ その他の特徴
チドメグサ 10〜15o 花柄<葉 10数個
ヒメチドメ 4〜10o 花柄=葉 2〜4個 葉の基部の開きが大きい
ノチドメ 20〜30o 花柄<葉 10数個 茎の上部は斜上する
オオチドメ 15〜30o 花柄>葉 10数個
オオバチドメ 30〜60o 花柄<葉 20数個 花柄に複数の花序をつける
名の由来
葉の大きいチドメグサの意味。チドメグサは,葉をもんで傷口に張り付けると止血効果があることに由来する。
岡山県情報
岡山県全域に分布するが,目にすることは少ない。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。
まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 もどる ホーム


Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system