キク科タカサブロウ属タカサブロウ,学名:Eclipta prostrata,かのんの樹木図鑑
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タカサブロウ

キク科 タカサブロウ属                           1年草
学名 : Eclipta prostrata 
(高三郎) 別名/−−
花 期  8〜9月
分 布 本州・四国・九州・沖縄
生育地 やや湿り気のある道ばた,田の畦,畑
参考文献
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P69
(2) 清水矩宏/森田弘彦/広田伸七編・著,日本帰化植物写真図鑑,全国農村教育協会,2001年,P350


2005.8.22 岡山県高梁市有漢町
畑や田の畦で普通に見られる雑草。
タカサブロウ タカサブロウ
H15.9.23 岡山県岡山市「安富牧場」 2011.10.9 岡山県加賀郡吉備中央町
頭花(とうか)は,直径約1p。周辺に舌状花(ぜつじょうか)が2列に並び,中央に筒状花(とうじょうか)がある。
タカサブロウ
H15.9.30 岡山県吉備中央町豊岡上 2012.11.25 岡山県総社市見延
そう果には,タンポポのような冠毛(かんもう)はなく,水に流されて散布される。
成熟したそう果は黒色。
そう果は幅1.5〜2.0o,長さ2.6〜3.1oで,幅の広い透明な翼が目立つ。
▲葉は披針形。十字対生(たいせい)で水平に張り出す。葉の基部は耳状に張り出し,茎を抱く。縁には粗い鋸歯(きょし)がある。
▲茎は暗紫色で,伏した毛が密生している。
2013.7.20 岡山県加賀郡吉備中央町吉川
タカサブロウハキダメギクは,よく似た場所に生育し,花の印象も似ているため,フィールドでは一瞬迷ってしまう。(私はですが…)
しかし,花を並べてみると,タカサブロウの方がひとまわり大きく,ハキダメギクは黄色い筒状花が目立つ。
ちなみに,これは本当に隣り合って生えていた個体である。
アメリカタカサブロウは,1981年に発見された熱帯アメリカ原産の帰化植物。
タカサブロウと混生していることもあるようだ。
上の写真についてもアメリカタカサブロウのものが混じっている可能性がある。
右の写真は,アメリカタカサブロウと思われるそう果。タカサブロウのそう果にみられる翼がない。
名の由来
人名を思わせる「高三郎」であるが,語源は不明だそうだ。

ハイノキ科の樹木に,やはり人名を思わせる「勘三郎の木」=カンザブロウノキ(Symplocos theophrastifolia)というのがある。
岡山県情報
岡山県内では,タカサブロウとアメリカタカサブロウが混生している場合もあるようなので,観察する際には注意が必要。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです
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