キク科タカサブロウ属アメリカタカサブロウ,学名:Eclipta alba,かのんの樹木図鑑
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アメリカタカサブロウ

キク科 タカサブロウ属                           1年草
学名 : Eclipta alba 
(亜米利加高三郎) 別名/−−
花 期  7〜11月
分 布 熱帯アメリカ原産
本州(関東地方以西)に帰化
生育地 やや湿り気のある道ばた,田の畦,畑
*新しく造成された水田や道端に特に多い傾向にある
参考文献
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P69
(2) 清水矩宏/森田弘彦/広田伸七編・著,日本帰化植物写真図鑑,全国農村教育協会,2001年,P350


タカサブロウ タカサブロウ
2011.10.9 岡山県加賀郡吉備中央町 2011.10.9 岡山県加賀郡吉備中央町
頭花は,筒状花と舌状花からなる。
上の写真は雄性期の頭花。葯筒
(やくとう)の奥にある未成熟の柱頭が黄色い花粉を押し出している。
雌性期の頭花。雌しべの柱頭が成熟し2裂している。
タカサブロウ タカサブロウ
2011.10.9 岡山県加賀郡吉備中央町 2011.10.9 岡山県加賀郡吉備中央町
そう果には,タンポポのような冠毛(かんもう)はなく,水に流されて散布されるということ。
成熟したそう果は黒色で,長さ2.4o,幅1.9o。周囲に翼がないところが,タカサブロウとの違い。
タカサブロウ タカサブロウ
2011.10.9 岡山県加賀郡吉備中央町 2011.10.9 岡山県加賀郡吉備中央町
高さは20〜70p。茎はよく枝分かれする。 葉や茎にはかたい毛が生えざらつく。茎は紅色を帯びる。
アメリカタカサブロウは,1981年に発見された熱帯アメリカ原産の帰化植物。
タカサブロウと混生していることもあるようだ。
したがって,上の写真は同一場所での撮影ではあるが,そう果の写真以外についてはタカサブロウの可能性もある。
右の写真は,タカサブロウの頭花と種子。未熟ではあるが周囲に翼があるのが分かる。
アメリカタカサブロウの種子には明瞭な翼がない。
タカサブロウの種子
名の由来
日本に古くから生育するタカサブロウに対して,アメリカ原産のタカサブロウの意味。
タカサブロウの由来については不明とされている。
岡山県情報
岡山県内にはタカサブロウもアメリカタカサブロウも分布し,混生していることもある。
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