キク科コウヤボウキ属カシワバハグマ,学名:Pertya robusta,かのんの樹木図鑑
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カシワバハグマ

キク科 コウヤボウキ属                多年草
学名 : Pertya robusta Beauv.
( 柏葉白熊 ) 別名/−−
花 期  9〜11月
分 布 本州・四国・九州
生育地 山地の木陰
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花」P53
2008.9.24 岡山県吉備中央町「21世紀の森」
葉は茎の中程に集まって互生(ごせい)する。葉柄は約3p,葉身は約12p(上の葉の実測)。下部になるほど葉柄は長く,10pに達することもある。基部はくさび形,先端は尖り,縁には鋸歯(きょし)がある。両面とも肉眼で見る限りは,ほぼ無毛。質はごわごわしている。
2008.9.24 岡山県吉備中央町「21世紀の森」
茎は分岐せず,高さは30〜70pで硬い。
2008.9.24 岡山県吉備中央町「21世紀の森」
頭花(とうか)。
右の写真は,カシワバハグマと,コウヤボウキの頭花の比較。カシワバハグマの方がずいぶん大きい。
2008.9.24 岡山県「21世紀の森」
●備 考●
  1. 和名の由来
    “カシワバ”は,葉の様子が,カシワ(ブナ科)に似ているとする説や,アカメガシワ(トウダイグサ科)に似ているとする説がある。似ているかどうかと言われれば,余り似ていないが,私は,“カシワ”は,単に大きな葉という意味合いで用いられたのではないかと考えている。
    “ハグマ”については,高僧が持つ払子(ほっす)を“白熊(はぐま)”といい,頭花(とうか)をこれに準えたとされる。 
カシワバハグマ(キク科) カシワ(ブナ科)
 吉備中央町には,よく似た名のキッコウハグマ(学名:Ainsliaea apiculata)をしばしば目にする。カシワバハグマは,コウヤボウキ属だが,キッコウハグマは,モミジハグマ属である。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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