イチヤクソウ科イチヤクソウ亜科ウメガサソウ属ウメガサソウ,学名:Chimaphila japonica,かのんの樹木図鑑
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ウメガサソウ

イチヤクソウ科 イチヤクソウ亜科 ウメガサソウ属  多年草 
学名 : Chimaphila japonica Miq.
( 梅笠草 ) 別名/−−
花 期  6〜7月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 やや乾燥した丘陵や山地の林内 
参考図書
・山と渓谷社「山に咲く花」P188
・山と渓谷社「野草の名前 夏」 P51
・保育社「原色日本植物図鑑(上)」578


2006.6.11 岡山県自然保護センター
ウメガサソウは,常緑の多年草。ギンリョウソウと同じイチヤクソウ科だが緑葉をもっている。花冠は5深裂し,透き通るように白い。(手前の花は裂片が6個あるが,他は5個)中には,1個の柱頭(黄緑色の部分)と10個の雄しべがある。葯(やく)は黄色で,穴があいて花粉を出す。※3
花ははじめ下向きに咲くが,開花が進むほど上向きになるらしい。※2
2006.6.11 岡山県自然保護センター
葉は披針形で質は厚く,2〜3個が輪生状につく。縁にはとがった鋸歯が並ぶ。
茎から主脈基部に赤味を帯びる。茎には(星状毛のような?)毛が確認できる。
ギンリョウソウ(ギンリョウソウ属)
ギンリョウソウは,ウメガサソウと同じくイチヤクソウ科だが,葉緑素を持たない腐生植物で,ギンリョウソウ亜科に分類される。
花のつくりを見ると,5深裂した花冠や,10個の雄しべ,大きく広がった柱頭など類似した点が多い。
ウメバチソウ(Parnassia palustris)はユキノシタ科の多年草。(右写真)

見れば見るほど似ていないが,ぱっと見た目には似た雰囲気もある。

ウメガサ(梅傘)とウメバチ(梅鉢),どっちがどっちだったかと迷うのは私だけだろうか…。
名の由来
ウメを思わせる花がうつむき気味に咲く様子を傘に見立てたのであろう。

ウメを思わせる理由としては,花冠が5深裂しており,明瞭である点,雄しべが多数ある点などであろう。
岡山県情報
岡山県全域に分布する。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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