イラクサ科ウワバミソウ属ヤマトキホコリ,学名:Elatostema laetevirens,かのんの樹木図鑑
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ヤマトキホコリ

イラクサ科 ウワバミソウ属                    多年草
学名 : Elatostema laetevirens Makino
(山ときほこり) 別名/−−
花 期 8〜10月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 山地の陰湿地
(自然林,二次林,植林,渓谷)
参考図書
1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P374
2) 佐竹義輔ほか編,「フィールド版日本の野生植物草本」,平凡社,1985年


2007.9.23 岡山県立森林公園
葉は互生(ごせい)。縁には鈍鋸歯があり,先端は尖る。(近縁のウワバミソウ E. umbellatum var. majus は,先端が尾状に長く伸びることで区別できる。)両面とも有毛。
2007.9.23 岡山県立森林公園
雌雄同株,つまり1つの株に雄花と雌花を有する。(近縁のウワバミソウは,雌雄異株,また,ウワバミソウの雄株の花序には柄がある。)花序には柄がなく,雌雄が混成する。
2011.10.2 岡山県真庭市神庭
2012.10.20 岡山県真庭市落合垂水
葉の先端 茎の節 葉の長さ
ウワバミソウ 尾状に長くとがる 秋に肥厚する 4〜10p
ヒメウワバミソウ 尾状に長くとがる   3〜6p
ヤマトキホコリ とがるが尾状ではない 秋に肥厚しない 3〜10p
*参考資料 2) 佐竹義輔ほか編,「フィールド版日本の野生植物草本」,平凡社,1985年
名の由来
山地にあるトキホコリの意味。
岡山県情報
岡山県内では,北部で普通,中部で少なく,南部には分布しない。

岡山県内に分布するウワバミソウ属は次の3種 
 ・ヤマトキホコリ  E. laetevirens
 ・ウワバミソウ  E. umbellatum var. majus
 ・ヒメウワバミソウ  E. umbellatum

 * トキホコリの分布は,北海道西南部,本州中部地方以北。

参考資料:「岡山県野生生物目録2003年度版」
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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