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ミツバツチグリ

バラ科 キジムシロ属          多年草 
学名 : Potentilla freyniana
( 三葉土栗 ) 別名/−−
花 期  4〜5月
分 布 日本全土
生育地 日当たりのよい山野
参考図書 山と渓谷社「野に咲く花」P296


2006.4.29 岡山県「鳴滝森林公園」
2006.5.4 岡山県「鳴滝森林公園」 2006.4.29 岡山県「鳴滝森林公園」
花茎の先端に直径1.5〜2センチの黄色い5弁花をつける。 花はヘビイチゴ属のヘビイチゴヤブヘビイチゴと似ているが,副萼片が小さく切れ込みがないことで区別できる。
2006.4.14 岡山県高梁市有漢町 2006.4.14 岡山県高梁市有漢町

ヤブヘビイチゴや,キジムシロなどと似ていて私はよく迷うのだが,根を掘ってみると太い根茎があるのでミツバツチグリであることが分かる。
2006.4.14 岡山県高梁市有漢町
葉は3小葉(しょうよう)からなる。この個体はまだ匐枝を出していないが,匐枝を伸ばして増えていく。匐枝につく小葉は小振りだそうだ。
※同属のキジムシロは奇数羽状複葉(うじょうふくよう),オヘビイチゴは5小葉(しょうよう)なので容易に区別できる。


 本種の名の由来にもなっているツチグリ(P.discolor)は,小葉(しょうよう)が3〜7個で,根茎は焼くと栗のような味がして食べられる。(参考:山渓「樹に咲く花」)西日本に多いということだが岡山県野生生物目録2003年度版によると,岡山県では野生絶滅種に指定されている。
ちなみに,ミツバツチグリの根茎は食用にならないらしい。


(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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