オトギリソウ科オトギリソウ属ビョウヤナギ,学名:Hypericum chinese,かのんの樹木図鑑
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オトギリソウ科 オトギリソウ属】  Hypericum chinese
  ビョウヤナギ  
【 美容柳 】   別名 /ビヨウヤナギ
 ●半常緑低木(はんじょうりょくていぼく)
 ●高さ:1m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:9〜10月
 ●分布:中国原産
参考文献:「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社) P166

2008.7.5 岡山県吉備中央町
黄色い5弁の花を平開する。キンシバイや,ヒペリカム・ヒドコートは,カップ状になる。雄しべが多数あり,黄色い花糸(かし)が湾曲しながら突出する。ヒペリカム・カリシナムに比べると,雄しべの数は相当少なく,側面から見ると,柱頭が見える。ヒペリカム・カリシナムでは,柱頭が見えないほど雄しべが密集している。上からみると,雄しべは5つの束に分かれており,1つの束は30〜40個の雄しべからなっているのが分かる。
1つの茎から枝分かれして複数のつぼみをつけるのも,本種の特徴。
2008.7.5 岡山県吉備中央町
葉は十字対生(じゅうじたいせい)。細長く葉柄(ようへい)はほとんどない。多数の個体を比較してないのでなんとも言えないが,裏面はヒペリカムカリシナムよりも白色を帯びているようだ。

●見分けるポイント●

  1. ヒペリカム・カリシナム Hypericum calycinumと非常によく似ているが,以下の点で区別できる。
ビョウヤナギ ヒペリカム・カリシナム
雄しべの数:30〜40本×5束(※1) 〃:84本×5束(ページ作者による)
草丈:100p 〃:20〜60p
葉は後者よりも細長い。
十字対生。
葉は前者よりも丸味をおびる。
角度をわずかにずらしながら対生。
メール(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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