オトギリソウ科オトギリソウ属ヒペリカム・カリシナム,学名:Hypericum calycinum
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 【オトギリソウ科 オトギリソウ属】  Hypericum calycinum
  ヒペリカム・カリシナム  
【 −− 】   別名 /−−
 ●常緑小低木(じょうりょくしょうていぼく)
 ●高さ:20〜60p
 ●花期:6〜7月
 ●果期:
 ●分布:ヨーロッパ南部原産
参考文献:「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」(山と渓谷社) P166(※1)
2008.6.28 岡山県美咲町

葉は対生
(たいせい)で,少しずつ角度を変えながらつく。,基部はくさび形,先端は鈍く尖る。縁は全縁(ぜんえん)。葉柄(ようへい)はほとんどない。
両面とも無毛で,裏面には網状脈が目立つ。
2004.6.12 岡山市「半田山植物園」
2003.6.22 岡山県「円城道の駅」
黄色い花弁が5個平開する。萼片(がくへん)も5個。雄しべは多数あるが,真上から見ると5つの束に分かれているのが確認できる。花糸(かし)は黄色で長く突出している。中央には雄しべに埋もれるように黄色い雌しべがあり,その柱頭(ちゅうとう)は子房(しぼう)の上部から5本に分かれている。
H15.6.22 岡山県「円城道の駅」 H15.6.22 岡山県「円城道の駅」
葉は十字対生している
H15.6.22 岡山県「円城道の駅」
上に向かっては余り生長せず,グランドカバーとして利用されることが多い。最近,公園や道路の中央分離帯などで多く見かけるようになった。

●見分けるポイント●

N様より,以前,ビョウヤナギのページに掲載していたものが,ヒペリカムカリシナムであるとのご指摘を頂きました。また,同氏よりビョウヤナギとヒペリカムカリシナムの見分け方についてもご助言頂きました。
  1. 中国原産のビョウヤナギ(美容柳,未央柳,H.chinense)と非常によく似ているが以下の点で区別できる。
ビョウヤナギ ヒペリカム・カリシナム
雄しべの数:30〜40本×5束(※1) 〃:84本×5束(ページ作者による)
草丈:100p 〃:20〜60p
葉は後者よりも細長い。
十字対生。
葉は前者よりも丸味をおびる。
角度をわずかにずらしながら対生。
メール(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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