モチノキ科モチノキ属クロガネモチ,学名:Ilex rotunda,かのんの樹木図鑑
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【モチノキ科 モチノキ属】 | Ilex rotunda | |
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【 黒鉄黐,鉄黐 】 別名 / アクラ[岡山県],フクラモチ | ||
●常緑高木 ●高さ:10m (まれに20mに達する) ●花期:6月頃 (雌雄別株) ●果期:11〜12月 ●分布:本州(関東地方・福井県以西),四国,九州,沖縄 |
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参考文献 1) 「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社),P474 2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社),P398 |
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クロガネモチは,葉腋から伸びる1本の柄から花や果実を散形状につけるが,モチノキは,葉腋から短枝を伸ばし花や果実を付ける。また,クロガネモチは直径が約6oで赤色が濃く,モチノキは約1pでやや淡い赤色。 | |
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モチノキに似るが,新枝や葉柄が黒っぽい紫色なのでクロガネモチという。 乾燥した葉は黒っぽくなり,黒金(鉄の古称)を連想させるからという説もある2)。 岡山県での地方名をアクラといい,岡山市の市木に指定されている。これの由来については,情報が見つからなかったので,私の考えを述べる。岡山県では,クロガネモチよりごく普通に見かけるソヨゴをフクラシバと言う。…とすれば,「新枝が赤味を帯びたフクラシバ」という意味で,アカフクラ。それが短くなってアクラとする説はどうだろう。 |
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沿岸部の照葉樹林内に自生する。岡山県では,南部のみに分布する。 | |
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