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   【バラ科 キイチゴ属】  Rubus microphyllus
  ニガイチゴ
 
【 苦苺 】   別名 /ゴガツイチゴ
 ●落葉低木
 ●高さ:50〜100cm
 ●花期:4〜5月
 ●果期:6〜7月
 ●分布:本州,四国,九州
参考文献:「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社) P590

2008.4.28 岡山県総社市「ヒイゴ池湿地」
花も終わりかけのためか,萼片(がくへん)の紅色が花弁の隙間から目立って見える。ナガバモミジイチゴ(Rubus palmatus)とは葉の形がやや似ているが,ニガイチゴは花が上向きに咲くため遠目にも区別できる。
H17.4.29 岡山県「鳴滝森林公園」 H17.4.29 岡山県「鳴滝森林公園」
花弁は,他のキイチゴの仲間と同じく5枚。花弁がやや細く,隙間が目立ち,しわしわになっているのが特徴。 横から見たところ。萼片(がくへん)が後ろに反りかえっている。
H17.4.29 岡山県「鳴滝森林公園」 H17.4.29 岡山県「鳴滝森林公園」
花の枝の葉は,やや小さいのが特徴。浅く3裂する。両面とも無毛。 裏面も無毛だが,白っぽく見えるのは,ニガイチゴの大きな特徴。主脈(しゅみゃく)上には,小さな刺がある。
H17.4.29 岡山県「鳴滝森林公園」 H17.6.11 岡山県「鳴滝森林公園」
茎は無毛。本年枝には表面に白いロウ質の粉がめだつが,古い枝ではあまり目立たないこともある。 食べるととても甘くて美味しい。中の種子が他のキイチゴの類と比べるとちょっと大きく,したがって苦みもややつよく感じる。しかし,決してまずくはない。
H17.6.11 岡山県「鳴滝森林公園」 H17.6.11 岡山県「鳴滝森林公園」
花のつかない枝の葉は,別のものかと思うほど大きい。裏面は白色を帯び,両面とも無毛。 本年枝。無毛で,白いロウ質の粉がつく。

●備 考●
  1. 「ニガイチゴ」という名前だが,果実(かじつ)は他のキイチゴ類と同じく甘い。ただし,種がやや大きいため苦みも多少強いようだ。“果実だけ食べさせて,種は食べさせない”これも植物の種子散布の知恵である。
メール(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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