バラ科サクラ属バクチノキ,学名:Prunus zippeliana Miq.,かのんの樹木図鑑
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 【バラ科 サクラ属】 学名 : Prunus zippeliana Miq.
 バクチノキ
【博打の木】 別名/ビランジュ(毘蘭樹),ハダカギ(裸木),アコノキ(赤の木),サルコカシ(猿落) 
 ●常緑高木
 ●高さ:10〜15m
 ●花期:9月
 ●果期:5月
 ●分布:本州(関東地方南部以西),四国,九州,沖縄
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P540
2007.1.27 福岡市「大濠公園」
2007.1.27 福岡市「大濠公園」 2007.1.27 福岡市「大濠公園」
葉は互生。葉身は10〜20pと,サクラ属にしては大きな葉を持っている。基部はくさび形で,先端は尖る。縁には鋭い鋸歯が並ぶ。鋸歯の先端は腺になるということだが,冬の為かよく分からなかった。 両面とも無毛。
2007.1.27 福岡市「大濠公園」 2007.1.27 福岡市「大濠公園」
葉の基部から葉柄にかけて複数の腺点が見られた。 成木では樹皮は鱗片状に剥がれ,まだら模様になるということだが,この個体はまだ2mに達しないためか,そのような様子は見られなかった。
2014.7.30 鹿児島県熊毛郡屋久町「千尋の滝」
セイヨウバクチノキは,ヨーロッパ東南部から西アジアにかけて分布する常緑低木。公園などで栽培されているのを見かけることがある。私の観察では,セイヨウバクチノキの方が,より肉厚で堅い葉をもつようだ。
バクチノキ セイヨウバクチノキ
名の由来
樹皮がはげ落ちて,木肌をさらけ出す様子を,博打に負けて丸裸になる様子になぞらえたとされる。
岡山県情報
岡山県では,瀬戸内海の無人島に1集団が生育しているだけで,個体数もごくわずかである。絶滅危惧T類に指定されている。(参考:岡山県版レッドデータブック2009)
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