■ 分 類 | チョウ目 ヤママユガ科 ヤママユガ亜科 |
■ 学 名 | Actias gnoma |
■ 発生時期 | 5〜8月 |
■ 分 布 | 本州、九州 |
■ 大 き さ | 開帳 80〜100o 前翅長 45〜53o |
■ 食 べ 物 | カバノキ科(ハンノキ、カワラハンノキ、ヤシャブシ) |
2021.6.23 岡山県吉備中央町
2003.9.28 岡山県和気町
■ 備 考 |
近縁のオオミズアオとの区別は明確でなく、いろいろな特徴をもって総合的に判断するしかないようだ。
私も初めはよく判らなかったが、複数の個体を観察するうちに、何となく区別ができるようになってきた感覚がある。 初めの内、最も重視していたのが「翅頂のとがり具合」だったが、これがなかなか微妙な場合が多い。 最近は、初めの内は判りにくいと感じていた「触角の色」が判りやすいと感じるようになってきている。 まず、触角の色を見、その後、前翅前縁の白さ、翅頂のとがり具合…という順序で見ていく。 後翅の眼状紋の違いは未だによく分からないでいる。 ちなみに、和名には「オナガ」とあるが、オオミズアオと比べて尾状突起が長いとは限らないので注意が必要。 以上の視点でチェックしていくと、以前に本種として紹介していたGallery【2】は、少し怪しいのではないかと思い始めている。 幼虫もオオミズアオと酷似するが、本種は背中の突起の基部が黒色であることで区別できる。上の写真の幼虫も私は長らくオオミズアオだと思っていたが、その特徴によりオナガミズアオと判断した。よく写真を確認するとついていた樹木もオオバヤシャブシと思われる。 |
■ 岡山県の情報 |
岡山県全域に広く分布し普通だが、どちらかと言えばオオミズアオの方が多いと思われる。 |