シャチホコガ

 
■ 分  類 チョウ目 シャチホコガ科 ウチキシャチホコ亜科
■ 学  名Stauropus fagi
■ 発生時期4〜8月
■ 分  布北海道,本州,四国,九州
■ 大 き さ開帳50〜65o
■ 食 べ 物カエデ科、ニレ科、カバノキ科(クマシデなど)、クルミ科、マメ科(ハギ、フジ)バラ科
シャチホコガ(成虫)

2021.4.13 岡山県吉備中央町上野

シャチホコガ(幼虫)

2019.8.20 岡山県真庭市津黒

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■ 備    考
成虫は、全体として灰褐色で、明確な特徴が少ない。
静止すると、後翅が前翅前方にはみ出すのはシャチホコガの仲間に多い特徴である。
触角は、オスは羽毛状で、メスは糸状。後脚脛節の距(きょ)は2対ある。
斑紋は、雌雄で差異がない。

地味な成虫に対して、幼虫のインパクトは強烈である。中脚、後脚が細長く、およそイモムシらしくない。
刺激を受けると、いわゆるシャチホコ状に反り返るポーズをとる。
似た形態の幼虫には、ヒメシャチホコシロシャチホコなどがあるが、見分け方は上の写真の通り。
広食性で、いろいろな植物を食べる。上の幼虫は有毒植物として知られるアセビ(ツツジ科)を食べていた。
■ 岡山県の情報
岡山県全域に広く分布し、普通。(岡山県野生生物目録2019)
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