ヒロバトガリエダシャク

 
■ 分  類 チョウ目 シャクガ科 エダシャク亜科
■ 学  名Planociampa antipala
■ 発生時期3〜4月(年1化、蛹越冬)
■ 分  布本州、四国、九州、対馬
■ 大 き さ開帳 オス38〜43o メス39〜41o
■ 食 べ 物ブナ科(クヌギ)ニレ科(ケヤキ)クワ科(コウゾ)バラ科(サクラ)ツツジ科(レンゲツツジ)、ヤナギ科、クルミ科
ヒロバトガリエダシャク(成虫)

【1】2006.3.27 岡山県吉備中央町

ヒロバトガリエダシャク(成虫)

【2】2006.3.30 岡山県吉備中央町

ヒロバトガリエダシャク(成虫)

【3】2007.3.25 岡山県吉備中央町

ヒロバトガリエダシャク(幼虫)

【4】2005.5.29 岡山県和気町

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■ 備    考
年1化で早春に発生するシャクガ。
翅を閉じて止まることから、シャクガ科よりもヤガ科を連想しがちである。

同時期に出現するホソバトガリエダシャクに似るが、本種のほうが体色が明るい。また、本種は前翅の後角が角ばるが、ホソバトガリエダシャクのは丸みを帯びる。
さらに、外横線の屈曲の様子でも区別できる。

オスの触角は櫛歯状でメスは微毛状。メスは、翅がきわめて細い。

なお、トップ写真【3】(2007.3.25)は「みんなで作る日本産蛾類図鑑」で鑑定をしていただいている。

幼虫は、レモン色の地に黒い斑紋、背面のクリームをぬったような白色、サングラスでもかけたかのような頭部の斑紋が特徴的な「尺取り虫」。
斑紋には個体差や成長段階での違いがあるようだ。
■ 岡山県の情報
岡山県全域に広く分布する。南部、中部で普通。北部では少ない。
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