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アマドコロ

ユリ科 アマドコロ属                     多年草
学名:Polygonatum odoratum Druce var. pluriflorum Ohwi 
( 甘野老 ) 別名/−−
花 期  4〜5月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 山野の草地など
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P436 (※1)


2006.10.3 岡山県「21世紀の森」
茎には稜があり、葉腋から液果(えきか)を1〜2個ずつ垂れ下げてつける。
2007.5.20 岡山県「大平山」 2007.5.20 岡山県「大平山」
県中部の大平山に群生していた。岡山県中部でもっとも普通なのは、ミヤマナルコユリと、「岡山県野生生物目録(2003年)」あったので、ミヤマナルコユリかと思っていたが、花の付き方などから、ナルコユリと判断した。 花を下からのぞき見たところ。中央に雌しべがあり、それを取り囲むように葯(やく)がある。ミヤマナルコユリでは、花糸に長い軟毛が密生している。
2007.5.20 岡山県「大平山」 2007.5.20 岡山県「大平山」
正面から見ると、筒状の花が一列にそろって見える。ミヤマナルコユリの場合は、花柄が葉腋から横方向に張り出すようにつくため、ばらけて見える。 茎には明瞭な稜がある。ナルコユリでは、稜がなく丸い茎。
2008.10.18 岡山県吉備中央町
岡山県吉備中央町のアカマツ林内にて。

● 備 考 ●
  1. 和名の由来
    根茎がヤマノイモ科のオニドコロ Dioscorea tokoroに似ていて、甘くて食用になることによる。(※1)
     
  2. 岡山県内のアマドコロ属とその特徴 
    ・ナルコユリ Polygonatum falcatum
    ・茎に稜がない。
    ・ワニグチソウ Polygonatum involucratum (絶滅危惧種)
    ・花柄の先に2個の苞(ほう)がある。
    ・ミヤマナルコユリ Polygonatum lasianthum 県中部では最も普通。
    ・茎に稜がある。
    ・花糸に長い軟毛が密生。
    ・花柄が横に張り出す。
    ・オオナルコユリ Polygonatum macranthum 県北部のみに分布。
    ・アマドコロ Polygonatum odoratum var. pluriflorum
    ・茎に稜がある。
    ・花糸は無毛。
    ・花柄は下に垂れ下がる。花が一列にそろって見える。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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