ウリ科カラスウリ属キカラスウリ,学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica,かのんの樹木図鑑
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キカラスウリ

ウリ科 カラスウリ属                    多年草 
学名 : Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica Kitam.
( 黄烏瓜 ) 別名/−−
花 期  7〜9月
分 布 北海道(奥尻島)・本州・四国・九州
生育地 やぶ,林縁など
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑 野に咲く花」P119


H15.9.17 岡山県吉備中央町
雌雄異株。写真は雌花。
花冠は5裂し,裂片の先端は糸状に細かく裂ける。この糸状片はカラスウリの方が明らかに長い。花は夜間に咲き,早朝にはしぼんでしまう。花粉を媒介するのはスズメガの仲間であるといわれている。
2012.8.8 岡山県加賀郡吉備中央町
H15.9.17 岡山県吉備中央町 H15.9.17 岡山県吉備中央町
H15.9.17 岡山県吉備中央町 2006.1.12 岡山県高梁市有漢町
葉はほぼ5裂し,切れ込みは近縁のカラスウリよりも深く,先端が尖っている。表面には短毛があり,やや光沢がある。 果実は黄色く熟す。カラスウリよりも若干大きい。
野鳥にはあまり人気がないようで,春が来ても乾燥したままぶら下がっているのをよく目にする。
●備考●
  1. カラスウリを是非,見てみたいと思っていたら意外にも身近で見られて感激した。図鑑で調べたら,カラスウリではなく,キカラスウリとのこと。
    糸状片はカラスウリよりも短く,果実は赤くならず熟すと黄色になる。花は夕方から開き,翌朝の日の出から徐々に閉じていく。スズメガの1種が花粉を媒介している。
    キカラスウリの根のデンプンから作ったのが日本古来の天花粉(天瓜粉)である。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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