スミレ科スミレ属イブキスミレ,学名:Viola mirabilis var. subglabra,かのんの樹木図鑑
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イブキスミレ

スミレ科 スミレ属                             多年草
学名 : Viola mirabilis L. var. subglabra Ledeb.
(伊吹菫) 別名/  
花 期 4月上旬〜5月下旬
分 布 隔離的に分布。北海道日高地方,青森県下北半島,青森県南部から福島県にかけての太平洋側の山地,北関東から長野県にいたる山地,滋賀県伊吹山,岡山県阿哲地域
生育地 落葉樹の下やスギ林の下で湿り気のあるところ
参考図書
(1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P
(2) 佐竹義輔ほか編,日本の野生植物 草本V合弁花類,平凡社,1981年,P
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

▲図鑑には”湿り気のあるところ”とあるが,石灰岩の崖に張り付くように生育している。
▲花は淡い紫色〜白色。側弁は有毛。柱頭は棒状。
▲距(きょ)は白色。
▲葉は丸く先端がつまんだようにとがる。葉脈は窪んでおり弧を描く。みずみずしい質感。
2013.3.29 岡山県新見市哲多町
先週この地を訪れたときには,一面にケスハマソウが咲き誇り,スミレはアオイスミレがぽつりぽつりと見られるばかりだったが,この日はイブキスミレが主役だった。
図鑑で見るとアオイスミレに似て見えるが,イブキスミレの方が全体に大きい。葉の質感もずいぶん異なり,本種の方が先端の突起や葉脈が目立つ。
名の由来
伊吹山で発見されてたことによる。伊吹山(いぶきやま、いぶきさん)は,滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山地主峰の標高1,377mの山。
岡山県情報
岡山県内には西部の石灰岩地に分布する。
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