マメ科ヤハズソウ属ヤハズソウ,学名:Kummerowia striata,かのんの樹木図鑑
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ヤハズソウ

マメ科 ヤハズソウ属              1年草
学名 : Kummerowia striata (Thunb.) Schindl.
(矢筈草) 別名/−−
花 期  8〜10月
分 布 日本全土
生育地 山野,道ばた,空き地
参考図書
山と渓谷社「野に咲く花」
山と渓谷社「山渓名前図鑑 野草の名前 秋冬」P311


2011.8.27 岡山県加賀郡吉備中央町上野
2005.9.4 岡山県「自然保護センター」 2008.8.28 岡山県吉備中央町
上部の葉腋(ようえき)に,赤紫色の小さな蝶形花(ちょうけいか)を1〜2個つける。
茎には白い伏毛(ふくもう)が下向きに密生する。
H16.9.19 岡山県「自然保護センター」 2008.8.28 岡山県吉備中央町
葉は,3出複葉。葉柄は短く,小葉は長楕円形,基部は円形,先端は丸味を帯びる。平行で直線的な葉脈があり,葉先をもって引っ張ると,「V字型」にきれいに切れる。この形が,「矢羽」に似ていることが和名の由来である。
2008.8.28 岡山県吉備中央町 2006.10.15 岡山県「自然保護センター」
夕方の散歩中に,ヤハズソウの葉が就眠運動をすることを知った。葉が上向きにきれいに閉じている。 秋には,茎や葉は赤みを帯びる。果実は扁平で,中には種子が1つある。
豆果(とうか)の様子は,ハギと似ている。
H15.7.22 岡山県吉備中央町
茎はよく分岐し斜上する。


●備 考●
  1. マルバヤハズソウ Kummerowia stipulacea は,小葉の先端が凹型になるのが特徴。岡山県では南部に多いようだ。
     
  2. コメツブツメクサとまちがえる!!
    同じマメ科の仲間に,コメツブツメクサという1年草がある。同じくらいの大きさで,3小葉があり,葉脈の雰囲気も似ている。私は以前,これをヤハズソウとして説明してしまったという苦い経験がある。
    V字形に切れるところを説明しようとしたところ,きれいに切れず,違うところで破けてしまった。
コメツブツメクサ
Trifolium dubium
ヤハズソウ
Kummerowia striata
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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