マメ科 タンキリマメ属 多年草 | |
学名 : Rhynchosia acuminatifolia (−−) 別名:オオバタンキリマメ |
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花 期 | 7〜9月 |
分 布 | 本州(東海地方以西)・四国・九州・沖縄 |
生育地 | 草地や林縁の日当たりのよいところ |
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑 野に咲く花」P286 ※1 |
2006.11.21 岡山県吉備中央町「大平山」 | |
豆果(とうか)は鞘の長さが約2pで,熟すと赤色を帯び裂開する。中には球形の種子が2個ずつあり,黒色で光沢がある。種子は鞘の縫合線上に,しばらくの間,ぶら下がっており,赤と黒のコントラストが目を引く。 同属のタンキリマメは,鞘の長さが約1.5pとやや小さめ。 |
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2009.7.19 岡山県自然保護センター | |
黄色の蝶形花をほぼ水平につける。萼筒(がくとう)は長く,先端で浅く裂ける。(ノササゲは,斜めに切ったような形) | |
2004.11.21 岡山県加賀郡吉備中央町 | 2006.11.21 岡山県吉備中央町「大平山」 |
葉は3小葉からなり,同属のタンキリマメに比べると薄く,大きい。小葉は,中央よりやや基部に近い部分で最も横幅が広くなり,先端では急に細くなり尖る。同属のタンキリマメは,葉の中央より先端付近で最も幅が広い。 別名の,オオバタンキリマメ(大葉痰切豆)は,葉の大きさを言い表している。 |
タンキリマメは,漢字で「痰切豆」と書き,種子を食べると痰(たん)がとまるという俗説に由来するらしいが,トキリマメの由来は不明だそうだ。(※1) 吉備中央町の山中では,トキリマメが圧倒的に多いようで,タンキリマメは岡山市の半田山植物園で(おそらく勝手に生えてきたもの)見ただけである。 「岡山県野生種目録(2003年)」によると,トキリマメの方がやや個体数が多いようだが,どちらも岡山県内で普通に見られる種のようだ。 |
→区別が難しいマメ科植物の仲間 |
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