マメ科ヌスビトハギ属ケヤブハギ,学名:Desmodium podocarpum DC. ssp. fallax Ohashi,かのんの樹木図鑑
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ケヤブハギ

マメ科 ヌスビトハギ属                             多年草
学名 : Desmodium podocarpum DC. ssp. fallax Ohashi
(毛藪萩) 別名/−−
花 期  7〜9月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 林内,林縁
参考図書
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P278
(2) 林弥栄監修,野草見分けのポイント図鑑,講談社,2003年,P274
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年
(4) 佐竹義輔ほか編,「フィールド版日本の野生植物草本」,平凡社,1985年
2008.8.26 岡山県吉備中央町「宇甘渓」

葉は三出複葉(さんしゅつふくよう)。
葉全長が約20p,頂小葉は約9pとこの仲間にしてはかなり大型。(数値はこの葉の実測)
小葉の基部は円形かくさび形,先端は尾状にとがる。頂小葉の最も幅広の部分は,中央より基部に近いところ。
葉は茎の下部に集まってつく。
両面及び葉柄には,軟毛が密生しビロードのような手触り。葉柄の上面には溝がある。
2008.8.26 岡山県吉備中央町「宇甘渓」 2008.8.26 岡山県吉備中央町「宇甘渓」
葉は下部に集まってつき,長い花茎?花柄?を立てて,総状花序をつける。
花柄,及び小花柄にも短い毛がある。
花は蝶形花(ちょうけいか)
旗弁(きべん)は白色,翼弁(よくべん)の先端部が紅色。
名の由来
葉がほぼ無毛のヤブハギに対して,葉が有毛。ヤブ(藪)に生えるハギ(萩)の仲間の意味だろう。
岡山県情報
岡山県内に自生するDesmodium属(ヌスビトハギ属)
和名 主 な 特 徴
葉のつき方 その他
フジカンゾウ 小葉は5〜7枚 葉は下部に集中しない。
アレチヌスビトハギ 三出複葉 葉は下部に集中しない。
帰化。小葉は細い。小節果は5〜6個
ヌスビトハギ 三出複葉 葉は下部に集中しない。 頂小葉の最も幅広の部分は,葉の中央よりもやや基部より。
マルバヌスビトハギ 三出複葉 葉は下部に集中しない。 頂小葉の最も幅広の部分は,葉の中央よりもやや先端より。
ケヤブハギ 三出複葉 葉が下部に集まる。 葉は有毛。
ヤブハギ 三出複葉 葉が下部に集まる。 葉はほぼ無毛。

ケヤブハギは吉備高原を中心に県内全域に自生する。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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