もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

コメナモミ

キク科 メナモミ属                        1年草
学名 : Siegesbeckia orientalis L. ssp. glabrescens Kitam.
( ) 別名/−−
花 期  9〜10月
分 布 日本全土
生育地 山野の荒れ地や道ばた
参考図書 山と渓谷社「野に咲く花」P68


2008.10.4 岡山県美咲町
頭花(とうか)は,周辺に舌状花(ぜつじょうか),中心に筒状花(とうじょうか)がある。舌状花の花弁は先端が3裂している。総苞片(そうほうへん)は開出し,腺毛(せんもう)が多い。小花の基部にあるのは鱗片で,外面にはやはり腺毛が多く,粘りけがある。総苞片とともに,他の動物に付着するのに役立ち,種子を散布する。
2008.10.4 岡山県美咲町
葉は対生(たいせい)。メナモミよりもやや小さい。葉柄(ようへい)には翼(よく)があり,先端は尖る。縁には荒い鋸歯がある。裏面には短毛が密生している。
2008.10.4 岡山県美咲町 2008.10.25 岡山県美咲町
茎は赤みを帯び,白い伏毛(ふくもう)が密生している。同属のメナモミのような開出毛(かいしゅつもう)はない。 鱗片が緑色で,まだ黄色い花弁が残っている状態でも,種子は成熟しており,容易にばらけて付着する。
▼以下,2006.9.18 岡山県「高梁美しい森」にて,
これを見たときは,コメナモミと判断していたが,上の個体と比較するとかなり全体にごつい感じがする。しかし,開出毛が少ない点は,コメナモミに一致する特徴。両者が交雑する可能性があるのかどうかは分からないが,中間的な特徴を有しているようにも見える。


● 備 考 ●
  1. メナモミとコメナモミ
    メナモミ属には,メナモミとコメナモミがあり,岡山県内にも両者が分布している。しかも,両者は生育場所にもたいした違いがないようで,同じ場所に両者が入り交じって生育していることもある。

(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 もどる ホーム


Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system