イラクサ科カテンソウ属カテンソウ,学名:Nanocnide japonica,かのんの樹木図鑑
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カテンソウ

イラクサ科 カテンソウ属                      多年草 
学名 : Nanocnide japonica
( 花点草 ) 別名/−−
花 期  4〜5月
分 布 本州・四国・九州
生育地 山野の木陰などに群生
参考図書
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P386
(2) 佐竹義輔ほか編,日本の野生植物 草本U離弁花類,平凡社,1982年,P6
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年


2012.4.28 岡山県高梁市川上町
山野の林下,山道の道端に群生する。
2012.4.28 岡山県高梁市川上町
2006.5.1 岡山県高梁市有漢町 2012.4.28 岡山県高梁市川上町
雌雄同株(しゆうどうしゅ),つまり1つの株に雄花と雌花がつく。写真は雄花。雄花には長い柄があり,紅色の5個の花被片(かひへん)がある。また,5個の雄しべは湾曲して長く突き出る。
山渓の図鑑によると,内側に曲がっている雄しべがはじける勢いで花粉をまき散らすということだ。
雌花は柄がなく,花被片は4個。
2006.5.1 岡山県高梁市有漢町
2012.4.28 岡山県高梁市川上町
葉は互生(ごせい),縁には粗い鋸歯がある。脈上などに粗い毛が目立つ。
ミズ属に似ているが,葉が互生であることで区別できる。
右写真は,ミズ属のイヤマミズ(Pilea japonica),葉は対生。
名の由来
「雄花の花粉は小さく,花が点のように見えることから花点草」(高橋勝雄著,山と渓谷社,山渓名前図鑑「野草の名前 春」,2002年)という説が挙げられているが,今ひとつ腑に落ちない…。
私は「折りたたまれた雄しべが,ぱっと開く様が花火に見えるので火点草」と考えた方がしっくりくる気がするのだが…。(これは私の勝手な考えです)
岡山県情報
岡山県内全域に自生する。
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