ヒガンバナ科ヒガンバナ属キツネノカミソリ,学名:Lycoris sanguinea,かのんの樹木図鑑
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ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 多年草 | |
学名 : Lycoris sanguinea (狐の剃刀,金燈) 別名/キツネノタイマツ,キツネバナ,キツネユリ,テクサレ,ジゴクバナ |
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花 期 | 8〜9月 |
分 布 | 本州,四国,九州 *北海道のものは逸出とされる |
生育地 | やや日陰の山野,土手,河原 |
参考図書 (1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P414 (2) 金園社「気を付けよう!毒草100話」中井将善 |
2012.8.9 岡山県高梁市成羽町「夫婦岩」 | |
ヒガンバナやナツズイセンと同様に,葉と花の時期がずれる。葉は早春に伸び始め,夏になると枯れ,その後,花茎が伸びてきてオレンジ色の鮮やかな花を咲かせる。時期はヒガンバナよりも1月ほど早い。長い花茎(かけい)の先に,朱色の花を3〜5個つける。花被片(かひへん)は6個。 | |
H16.8.15 岡山県御津町 | |
雄しべと雌しべが花被とほぼ同長であるのが一般的なキツネノカミソリの特徴。御津町・加茂川町付近で見かけるものはほとんどこのタイプ。 |
オオキツネノカミソリは,キツネノカミソリの変種で雄しべや雌しべが花被から突出するのが特徴。また,オオキツネノカミソリの方が花被片が長く,葉の幅が広いなど全体に大型である。 |
「カミソリ」については,葉の形を日本剃刀に喩えたとされる。「キツネ」については,あまりに鮮やかな朱色の花被片が,狐のような怪しげな雰囲気を感じさせるためではないだろうか。 |
岡山県内ではほぼ全域に広く分布する。 |
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。 |
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