ゴマノハグサ科クワガタソウ属イヌノフグリ,学名:Veronica didyma var. lilacina,かのんの樹木図鑑
←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!
ゴマノハグサ科 クワガタソウ属 2年草 | |
学名 : Veronica didyma var. lilacina (犬の陰嚢) 別名/ −− |
|
花 期 | 3〜4月 |
分 布 | 本州,四国,九州,沖縄 |
生育地 | 畑,道端,石垣の間 |
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P146 |
2011.4.25 岡山県「半田山植物園」 | |
花は直径約3〜4o。上部の葉腋(ようえき)から花柄を伸ばし,1個ずつつく。オオイヌノフグリ,タチイヌノフグリに比べると,赤みの強い淡い紫色。花冠は4裂し,紫色の蜜標(みつひょう)がある。 | |
2011.4.25 岡山県「半田山植物園」 | |
葉は茎の上部では互生,基部では対,卵円形,縁には粗い鋸歯(きょし)がある。茎には毛が密生する。 | |
2011.4.25 岡山県「半田山植物園」 | |
オオイヌノフグリ,イヌノフグリ,タチイヌノフグリを並べてみた。他の2種に比べて,本種は赤みの強い淡い紫色である。 |
本種は史前帰化植物ではないかとの説がある。明治の中頃に帰化が確認されたオオイヌノフグリ(Veronica persica),タチイヌノフグリに押されて,減少傾向にある。 |
犬の陰嚢の意味。刮ハ(さくか)の形が犬の陰嚢に似ていることによる。命名者は牧野富太郎。 |
環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類(VU),岡山県のレッドデータブックでは,準絶滅危惧種に指定されている。 |
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。
まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。
Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.