バラ科キンミズヒキ属キンミズヒキ,学名:Agrimonia pilosa var. japonica,かのんの樹木図鑑
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キンミズヒキ

バラ科 キンミズヒキ属                     多年草
学名 : Agrimonia pilosa var. japonica
( 金水引 ) 別名/ 
花 期 7〜10月
分 布 北海道,本州,四国,九州
生育地 道端,草地
参考図書
・林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P300
・佐竹義輔ほか編,「フィールド版日本の野生植物草本」,平凡社,1985年

2003.9.14 岡山県自然保護センター
2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」
花は直径0.7〜1p,花弁は黄色で5個。雄しべは普通12個程度あるようだが,同属のヒメキンミズヒキは小数。
2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」 2003.9.28 岡山県自然保護センター
未熟なそう果。花弁が落ちると,萼片(がくへん)が閉じ,萼筒(がくとう)の縁のかぎ状の突起が起きあがってくるようだ。 熟したそう果。萼筒(がくとう)の縁にかぎ状の突起が多数あり,衣服や動物の毛に付着する。
2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」
奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう),小葉(しょうよう)は5〜9個で大きさは不揃い。裏面には腺点(せんてん)がある。
2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」 2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」
左がヒメキンミズヒキ,右がキンミズヒキ。並べてみると大きさの違いがよく分かる。 左がヒメキンミズヒキ,右がキンミズヒキ。小葉(しょうよう)の数が異なる。また,葉軸の毛の量はヒメキンミズヒキの方がやや多い。
花弁 小葉 雄しべの数
キンミズヒキ 倒卵形で広い 少ない 3〜5個 10〜13本
ヒメキンミズヒキ 長楕円形で狭い 多い 5〜9個 5〜6本
名の由来
タデ科のミズヒキ(Antenoron filiforme)のように小さな花が長く連なり,黄金色の花をつけることによる。分類上はキンミズヒキはバラ科,ミズヒキはタデ科であり近縁ではない。
※水引とは,こよりに米糊を引いて干し固めたもので飾り紐として贈り物に使われる。
岡山県情報
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